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素数大富豪のミニイベントを開催しました

この記事は、素数大富豪 Advent Calendar 2021 の5日目の記事です。昨日はマリンさんの「今、素数大富豪について思うこと」でした。

こんにちは、素数大富豪小説『QK部』の作者の黄黒真直です。
この記事が公開される前日、2021年12月4日に、素数大富豪のイベントを開催してきました!
今回は簡単に当日の様子をお伝えします。

イベントを開催した場所は、都内を中心に展開されている「勉強カフェ」です。
ここはコラーニングスペースとでも呼ぶべき場所で、主に社会人が自習しに集まる空間です。
そこでは勉強っぽいイベントも開催されており、今回色々と縁があって、素数大富豪のイベントを主催させてもらえることになりました。

「作者が主催」ということで、本を持ってきたらサインするサービスもつけました。そしてお一人、今回のためにご購入してくださいました! ありがとうございます!

サイン中の私

イベントに集まったのは2名でした。もうちょっと来て欲しかった……ですが、そもそも定員も5名だったので、まぁこんなものでしょう。

集まった方のうち一名は、なんと素数大富豪の経験者でした!
「勉強カフェ」では過去にも一度、別の方が素数大富豪のイベントを開いており、そこに参加された経験があるそうです。
ちなみにそのイベントを主催した方は、ニコニコ超会議で素数大富豪を知ったとのこと!
超会議にまで出展した甲斐があった!!(ニコニコ超会議で素数大富豪の紹介をしたのも私(達)です)

もう一名は素数大富豪未経験者でしたが、『QK部』は読んで下さったとのこと。なのでルールは把握されていました。

というわけで、私としてもルール説明のハードルが下がり、気楽に開始することができました。
イベントではさらっと説明して、まずは簡易ルールでプレイしました。つまり、合成数出しとラマヌジャン革命はなく、偶数も半分にしたルールですね。

そして始めてみると、お二人とも何故か妙に強い!
一戦目はさらっと私が勝って試合の流れを説明しようとしましたが、普通に負けました。

まぁ意識的に弱い素数とか2枚出しまでとかで戦っていたからでしょう。お二人ともそこまで弱くなさそうなので、手加減せずに戦っても大丈夫そうです。
ってことで手加減なしで戦いましたがやっぱり負けました。

私が勝てたのは5〜6戦目くらいでしたね。

途中からは簡易ルールをやめ、まず偶数を全部入れました。そのあと、今度はラマヌジャン革命と合成数出しを解禁しました。
ラマヌジャン革命は最後まで出ず、合成数出しもお二人は一回ずつ程度しか出しませんでしたが、フルルールでも難なくプレイできました。

終わってから頂いた感想は、
「五枚くらいを勘で出して素数だったときが嬉しかった!」
「頭を使うゲームが好きなのでちょうど良かった。あと、素数の解説も色々聞けて楽しかった」
とのことでした。
かなり好評で、またやりたいと言っていただけました。(もしかしたら2月くらいにやるかも)

やはり初心者を勧誘するときは、勘で素数を出すよう促したり、素数大富豪に役立つ素数の知識を説明したりすると、ウケがいいようです。

こういった点は、過去のニコニコ超会議などでも実感していました。それらを踏まえ、私が今回取っていた作戦は以下の通りです。

  • まずは2枚出しだけやって試合の感覚を掴んでもらう。その際、Jがつく2枚出しとか、3の倍数判定法とかを紹介する。

  • 慣れてきたら、小さめの3枚出しをして、お客さんにも3枚の素数を考えてもらう。

  • 2枚や3枚の合成数出しをして、合成数出しで一気に手札を減らせることを見せる。

  • 時々戦略を口に出しながらプレイする。

出す枚数は制限していなかったので、終盤は4枚出しを遠慮なく出したりしていました。それはそれで、「これ素数なんだ!」と驚かせることができて盛り上がりました。
これも、単に出せるときに出すのではなく、私の残り手札が5枚のときに4枚出しをして「ここで返さないと確実に負ける」という状況を作るなど、4枚出しに挑戦せざるを得ない状況を作ったりしました。

「戦略を口に出しながらプレイする」というのは高度なものではなく、例えば次のようなものでした。

  • 「いま641で二人ともパスしたってことは、それより大きい821でもパスする可能性が高い」(と言って821を出す)

  • 「ここまででKがたしか3枚か4枚出ているので、一枚出しはJが最強になっているはず」(と言ってJを出す)

もっと高度なこともやりたかったですが、私が思いつきませんでした。
ちなみに、「ジョーカーが既に1枚出てるから、Kにジョーカーが返って来る可能性は低い!」と言ってKを出した結果、ジョーカーが返ってきて負けたりもしました。ま、そういうこともあります。

こうやって話したおかげか、イベント後に「戦略を考えられるところまでいきたい」と言っていただけました。
「素数大富豪は素数と出会ってワイワイ楽しむパーティゲームでもあり、戦略性の高いバトルゲームでもある!」
と私は思っていましたが、ちゃんとそれが伝わったようです。

そんな感じで、初めて私一人で素数大富豪の布教イベントを開催しましたが、無事に盛り上げることができました。次回はもうちょっと人数増えるといいですね。

明日はきのこさんの「思い出話や好きな素数のことをゆるゆる書きます」です。お楽しみに。

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