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いつもの美容院の美容師さん

こんにちは、ぱんだごろごろです。
先週末、横浜の元町にある、いつもの美容院に行って来ました。

この美容院は、私がメインの美容院として、二ヶ月に一回、通っているところです。
この美容院では、カットとカラー、ヘッドスパをしてもらっています。

サブの美容院は、大船に二軒あって、そこではカラー(白髪の伸びたところだけを染めるリタッチ)のみ、してもらっています。

なぜ二軒あるのかと言うと、急な用事に対処するためです。

メインの美容院では、帰り際に次回の予約をしますが、サブの美容院では、カラーだけなので、友達に会うとか、急なお出掛けとか、用途に合わせて、そのつど予約を入れています。

その場合、ネットですぐに予約が取れればいいのですが、
『明後日、友達に会うことになった。
まずい、けっこう白髪が目立っている』
という時に、いつものサブ美容院の予約がいっぱいで取れない、ということが以前あったのです。

結局、ホットペッパービューティーで検索して、近所の系列店で予約を取ることができ、事なきを得たのですが、それ以来、そのお店をサブ二号店と位置付けて、サブ一号店がいっぱいの時は、そちらに行っています。



さて、以前も書いたことがあるのですが、美容費の中で、私がコンスタントにそれなりの出費をして、しかもそれを厭わないのが、美容院代です。

何故かと言うと、私の場合、髪にお金を掛けるのが、一番効果的な美容法だからです。

かんたんに言ってしまえば、私は髪に白髪があると、すごく老けて見えるのです。

逆に言えば、髪さえ黒ければ、他の部分はまあまあごまかせる、ということです。

ですから、7月に奈良に老婦人に会いに行った時も、今月、飯田に微熱さんに会いに行った時も、行く直前に美容院で白髪染めをして来ました。


あの時会ったみんな、私、黒パンダだったでしょう〜?
(え、覚えてない? まぁ、いいけど)




そんなこんなで、カットは二ヶ月ごと。
ひと月ごとに、メインの美容院とサブの美容院に、交互に通っています。


長年の付き合いで、黙って座れば、おまかせでカット、カラー、ヘッドスパまでしてくれる美容師さん、挨拶だけして、あとはほぼ寝てしまう私ですが、先日、とうとう別れを切り出されました。


と言うと、何やら意味ありげですが、実は、この美容師さんは南の島の出身で、いつかは故郷で自分のお店を開きたいという希望を持っていたのです。

なかなかイケメンのこの美容師さんに初めて会ったのは、私が飛び込みで入った、ランドマークタワー内にある美容院でのこと。


横浜、ランドマークタワー



その頃、私はそれまで通っていた美容院に物足りなさを感じて、代りになる美容院を探していました。
と言っても、行き当たりばったりで、その日は買い物ついでに、ランドマークプラザ内をぶらぶらしていたところ、そのお店を見つけたのです。


お正月明けで、比較的美容院も空いていました。
予約なしで急に来た私に、まだ若く、ちょうど手の空いていた彼が担当してくれたのです。


『僕、猿顔だから、猿って言われているんですよ』
『お客様と上手く話ができなくて、もっとしゃべるように、先輩たちから言われています』


いやいや、逸材ではないですか。
しゃべる必要なんてないですよ。


私は美容院で美容師さんと雑談をするのが苦手です。
せっかく良い気分で髪の手入れをしてもらっているのに、なぜ気を使う会話をしなければならないのか。


何も考えずに、思う存分リラックスしたい。


私が美容院に行くと、すぐに眠ってしまうのは、美容師さんから話しかけられるのを防ぐためでしたが、この彼と出会ってからは、安心してリラックスするため、眠るようになりました。


彼も心得たもので、シャンプー台に行く時と、出来上がりを告げる時以外は、私を寝かせたままにしておいてくれます。

寝ていると時々頭がガクッと動くので、切りにくいだろうなぁと、申し訳なく思うのですが、彼は気にする様子もありません。


その後、ランドマークプラザから、横浜元町のお店にスカウトされて移ることになり、私も彼に付いて、元町のお店に通うことになりました。


横浜、元町



初めは通り沿いのお店、次にお店自体が引っ越しをして、今の坂の途中にあるお店になりました。

かれこれ10数年のお付き合いです。


彼が結婚したのち、奥様と一緒に故郷で自分の店を開くという夢を持っていることも、聞いていました。


しかし、こんなに急だとは。


いえ、急なことではなく、
この一年間は、彼は南の島と横浜とを行ったり来たりしていて、
(いつの間にか、彼は元町のお店の店長という立場になっていました)

今後はいよいよ故郷のお店いっぽんに絞ることになった、というだけのことなのですが。

彼にとってはおめでたい話なので、
たとえ別れ話を切り出されても、祝福こそすれ、
『これから誰に髪を切ってもらえばいいの!?』
なんて詰め寄ることもできません。


それに相変わらずシャイな彼は、
『ぱんださん、自分で次の美容院を見つけますか?』
なんて、冷たいことを言うのです。


いやいや、これは彼なりに、私の意志を尊重しているということだろう、と思っていると、案の定、

『もし良ければ、今の店で別の美容師を紹介しますけれど』

と言うので、お願いしました。

さすがに、二ヶ月に一回ずつ、南の島に通うわけにもいきません。

紹介してくれたのは、若い女性の美容師さんでした。

さっそく予約を入れ、彼にお別れの挨拶をして、その場を去りました。


暑い日だったな。


人との出会いも別れも、生きていれば当然のようにあるものです。

彼とは長い付き合いだったので、ちょっぴり寂しい気もしますが、彼が自分の夢を叶えたことがとても嬉しいし、上手く行くことを祈っています。


そして、次の美容師さんにお会いするのも楽しみです。


いつもの美容院の美容師さんへ、
今まで長い間、お世話になりました。
どうもありがとうございました。






今日も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
あなたの美容師さんは、どんな方ですか?

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ぱんだごろごろ
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