息子がいなくなってからのわが家の食卓事情
こんにちは、ぱんだごろごろです。
去年の12月に息子が一人暮らしを始めてから、ひと月半以上が経ちました。
思っていたよりも早く、私は息子のいない毎日に慣れ、まるで何年もずっとこうだったかのように、夫と二人暮しをしています。
去る者は日々に疎しと言いますが、日々にどころではなく、あっと言う間に息子のいない生活に馴染んでしまった自分に、我ながら驚いています。
先日も、『しばらく見ないうちに、息子の顔を忘れてしまったかも』と娘に言ったところ、『あんなに溺愛していたのに』と呆れられる始末。
息子はあまり印象的ではない顔立ちのため、思い出そうとしても難しいんですよ。
そこがまた可愛いところだったのですが。
加えて、どんな風に暮しているのだろう、などと心配にならないことにも驚きました。
私って、けっこう息子のことを信用していたんだなぁ、と。
ちょっと独特な子なので、型の通りの心配は要らないだろうと。
ただ、息子のいない生活に、気持ちがすぐに切り換えられたのは良かったのですが、切り換えられなかったのが、食料品の買い物です。
今日は、このことについて、お話ししようと思います。
【問題点】
簡単に言ってしまうと、老夫婦二人分には多すぎる量の食料品を、つい買ってしまうのです。
食べ物を無駄にすることは、お天道様に申し訳が立たない、と感じる世代ですから、買ってしまった以上、食べきるのですが、なかなか大変です。
先日も、お肉屋さんで、タコ糸で縛ってある豚のブロック肉を見つけ、煮豚にしようと買ったのですが、つい今までの調子で、普通に700グラムのものを買ってしまいました。
いつもは800グラムのものを買っているから、ちょっと小さめかしらね~なんて思いながら買って帰り、大鍋にたっぷりお湯を沸かし、ネギとしょうがをお鍋に入れて、縛ってある豚肩肉のかたまりをどっぽ~ん。
40分煮た後は、お醤油と紹興酒とゆで汁とニンニクで作った調味料に入れて、ぐつぐつ煮込みます。
お肉の上からお玉で調味料をかけながら煮て、味がしみたら火を止め、さまします。
かんたんお手軽クッキング♪
さめたところで、切り分けて、夫と私のお皿に、レタスと共に盛ったのですが、そこで違和感が。
お皿に移したものよりも、たくさんの量の煮豚がまな板の上に残っている―――。
はてな・・・?
そこで気付いたのですよね。
二人分でいいのに、息子の分も入れて作っていたということに。
息子はおかわりするし、夜になると、
『晩ごはんのときのおかず、残ってない?』
などと言って、冷蔵庫を覗きに来るので、常にほぼ4人分の料理を作っていたのです。
結局、煮豚は三日間かけて食べきりましたが、三日目にはさすがに、夫も、
『まだ残っていたの?』
と言う始末でした。
冷凍保存すればいいとはいうものの、冷凍室が中途半端な量のお惣菜で溢れるのも困ります。
それだけではなく、息子はケーキやチョコレート、ナッツ、ポテトチップスなどのお菓子類も好きだったため、お店で見かけるとつい買ってしまう。
結果、それほど食べたい訳ではなくても、買ってしまったお菓子類をせっせと食べることになりました。
今のままではいけない、と反省したのは、体重が2キロも増えてしまったからです (お正月太りも含む)。
原因がわかっているだけに、すぐに対策を立てることにしました。
【対策】
まず、食料品のまとめ買いをやめ、その都度買いにすることにしました。
足りなくなった時に、必要なものだけを買い足すようにしたのです。
それまでは、夫の運転で、週に一回、土曜日に食料品の買い出しに行っていました。
一週間分の食料を、駅前の商店街で買うのです。
安いことで有名な商店街ですから、子供たちが育ち盛りの時には、ずいぶん助かりました。
ただ、その分、一つ一つの単位が大きくて、野菜や果物なども、ざるいっぱいに盛られていました。
そのざるに入ったものを何種類か買う訳ですから、全体の量は、車でなくては運べないことに。
牛乳や卵も何パックも買っていました。
ところが、今や、夫婦二人で、朝食に使う卵は二つだけ。
十個入りの卵のパックで、5日もつ勘定です。
四人家族だった頃は、一パックで2日しかもたなかったのに。
子供たちが家を出るって、こういうことなんですよね。
夫とも話し合い、これからは重いものを買う時だけ (夏のスイカのような) 、車を出してもらうことにして、それ以外の普段の買い物は、私が気が付いた時に一人で行くことにしました。
我が家の冷蔵庫になくてはならないのは、
です。
朝は何かしら果物を食べるので、この時期はりんごが野菜室に入っています。
二番手は、副菜を作る時便利な、厚揚げやカニかまぼこ。
主菜にするお肉や魚は、大量に買い込まず、何を作るか、だいたい決めてから、それに沿った量のものを買うようになりました。
今までは、足りなくなったらどうしようと、常に多め多めに買っていたのです。
あとは、主食のお米と食パン。
しばらくすると、そんな買い物の仕方にも慣れ、多く作り過ぎることも減りました。
体重も少しずつですが 減り始めました。
この状況が続けば、夫婦二人の暮しに見合った食費(の使い方)も見えてくるでしょう。
そうなったら、今度は初老の夫婦二人暮らしの食費を考える記事を書きますね。
*タイトル画像はつめだえんさんからお借りしました。
ありがとうございました。
今日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。
果たして、息子の一ヶ月の食費はいくらくらいなのか。
いろんな意味で怖くて、訊けません・・・。