雪しろ
山などに積もった雪が急に解けて、川や、野原に雪解け水があふれること。雪しろが轟々と流れ込むことよって川や海が濁ることを雪濁りという。ときもは大きな災害をもたらすこともある、雪しろ。
この単語をみたとき、この「しろ」は、何から来ているのかと気になった。真っ白の白かと思いきや、漢字で書くと「雪代」らしい。
伸び代、とかの「しろ」だろうか、
と「代」の意味をいろいろと調べてみたが、言葉としてより古くからあるのが「雪汁」で、その語感を綺麗に当てた説もあるらしい。
ということは、代の漢字に意味はない?頭を悩ませても死路か?
世の中には、はっきり解けないこともあるようだ。
遠くに見えるくっきりと雪化粧した連峰では、
冬の終わりと春の到来を告げるべく
雪しろが力強く大地を潤していた。
雪しろ(ゆきしろ)
3月6日
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