見出し画像

我が子を他の子と比べるのは、ダメなこと?

今回の記事は「我が子と他の子を、つい比べてしまう。。。ダメだな。。。」と思い悩むママ・パパに読んで頂きたい記事です。

多くのWebサイトや書籍には『他人の子と比較するのはやめましょう。』『自分の子供の足りない部分に目を向けるのは止めましょう。』等が書かれています。

なので、他の子と比べてしまった時にに、「あぁ~。。。また、比べてしまった。。。ダメな親だな。。。」と思い悩んでしまうママ・パパもいるかと思います。

しかし、安心してください。

結論、『我が子と、他の子を比べること』『子供の足りない部分に目がいってしまう』は、決して悪いことではないです👌

ただ、注意点などもありますので、記事内容を参考にしていただき、ストレスなく子供の成長に向き合っていただければと思います✨


親は『子供の足りない部分を補おう』という習性がある

そもそも、私たち人間は自分の子供の足りない部分を補おうとする習性があります。

例えば、「ミルク・ご飯の量足りているかな?」「睡眠時間は足りているかな?」「遊ぶ時間・ハイハイする時間足りているかな?」というように、誰に教わることもなく、無意識に「我が子に足りていない部分はないか?」を気にする習性が備わっています。

なので、習性(本能)として無意識に、『自分の子供の足りない部分に目を向ける』という行為をやっているので、他人から『やめましょう!』と言われても、そもそも無理な話なのです😑

だから、『やめましょう!』と言われて、自分ができなかったとしても、悩む必要は全くありません😌

だって、『我が子の足りない部分に目を向ける』というのは、我が子を生かすための本能なんですから。。。。


他の子と比べることで、初めて気づく事がある

『他の子と比べる』ことも決して悪いことではなく、むしろ比べることで、初めて気づく事があります。

例えば、『あいさつ』『おかたづけ』などは、我が子だけと接していると、子供が何歳頃から、そういった行動をするようになるのかが分かりません。

一方、他の子を見て、「あぁー。あの子、もうお片付けをちゃんとできてる。」と気づくと、「自分の子も、もうお片付けできる年齢なんだ。」と他人と比べることで、初めて気づく事ができるのです。

なので、「他の子と比べる」というのは、我が子だけを見ていると気づかなかったことに、他の子と比べることで初めて気づける、良いきっかけになっているのです。


『比べる』際に、やってはいけないこと

上記のように、『子供の足りない部分に目を向ける』『他の子と比べる』という行為は決して悪いことではないです😌

ただ!次の3つの行為をやってしまうと、デメリットが発生してしまう場合があります💦

『比べても仕方のないこと』を比べる

例えば、自分の子が2月生れで、他の子が1月生れの場合、体格の大きさを比べるのは、『比べても仕方のないこと』です。

なぜなら、乳幼児の子供は数カ月違うだけで、体の成長は全然違いますから。

『比べること自体、意味のないこと』は気にしないようにしましょう。

「なんで、できないの?」という注意の仕方

子供の足りていない点に対して、「なんで、できないの」という教え方・教育は良くないです。

比べた結果、『我が子の足りない部分』に気づけるのは良いですが、その点を教える際に、「あの子は、ちゃんとお片付けできてるよ。なんで、あなたは出来ないの?」というように教えてしまうと、子供の自尊心を大きく損なう可能性があります。

この教え方・教育の間違いが、よくWEBや書籍などで「比べることは止めましょう!」と取り上げられる原因です。

なので、自分の子が、まだ出来ていない現状を注意するのではなく、足りない部分に対して『どのように、補うことができるかな?』と成長に向けたアプローチの仕方を考え、子供と一緒に目標に向かって進んでいくことが重要です。

なんでもかんでも、他の子との差を埋めようとする

我が子と他の子との差を認識した際、「この差は本当に埋めなければいけない差なのか?」ということを一度考えてみることをオススメします。

例えば、他の子がお絵描きが上手で、自分の子はお絵描きが苦手だと気付いた時。

「果たしてそもそも、我が子にお絵描きの上手さは必要なのか?」と考えてみてください。

もし逆に、我が子が運動神経が良ければ、お絵描きの上手さは絶対に必要なことではないかもしれません。

あと、時期(タイミング)に関しても同様で、「”いますぐ”、この差を埋める必要があるのか?」は、考えるべきです。

例えば、トイレトレーニングで言えば、他の子が出来ていても、自分の子を1週間で完了させるなんて、無理だと思います。

そこは気長にやればよいと思います。膀胱が大きくなれば、自然と完了するものです。

このように、他の子との差に対して「本当に埋めるべきなのか?」「今すぐ埋めなければならないのか?」という問いは、一度ママ・パパが考えてあげて、子供に伝えていくべきかと思います。


まとめ

以上が、「我が子と他の子を、つい比べてしまう。」と思い悩んでいるママ・パパに知ってい頂きたいことです。

『我が子の足りない部分に目が向く』『他の子と比べてしまう』ということは、決して悪いことではないです。

なぜなら、『我が子の足りない部分に目が向く』ことは、子供が生きられるように働く親の本能ですし、『他の子と比べる』ことによって、初めて子供の成長度合いに気づく事ができるからです。

ただ、他の子と比べる際にやってはいけないことは、次の3つです。
■『比べても仕方のないこと』を比べる。
■「なんで、できないの?」という注意をする。
■なんでもかんでも、他の子との差を埋めようとする。

これらを知っていれば、巷で言われている「他の子と比較するな!」というアドバイスに思い悩まず、ストレスフリーな子育てができると思います。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?