【カンボジア観光BEST100】アンコールワットで古代の王様のレリーフを探す/スールヤヴァルマン2世はどこにいる?
私たち家族がカンボジアのアンコールワットを訪れたのは、娘が13歳と15歳の時です。旅の目的は、子供たちと古代の歴史と文化を実際に体験すること。アンコールワットでは壁面レリーフに描かれた神話や歴史上の出来事を見ながら、歴代の王たちの伝説にふれました。
場所はアンコールワットの第一回廊、南西の南側の壁面です。第一回廊には回廊の4つの面に巨大なレリーフが彫られています。
アンコールワットの創建者・スールヤヴァルマン2世の行軍の様子が描かれています。
横に長い壁面レリーフの中にはゾウに乗り、傘をさしかけられた地位の高そうな人が何人も見られます。
沢山の兵士が彫り込まれたスールヤヴァルマン二世の行進のレリーフから王様を探そう!
ガイドさんによると「傘の数が多いほど身分が高いのです」「一番傘の数が多いのがスールヤヴァルマン2世ですね」とのこと。
私たちは、子供たちと一緒に王様たちを見つけるゲームを始めました。
これだ! と見つけたのがこちら。
戦争で功績をあげると認められてゾウに乗って戦争に行くことができるようになりますが、王様のゾウはゾウにも王様と同じ王冠がつけられています。
こちらの将軍に比べて傘の数の多さ、さらに扇子で扇がれているいる様子、乗りてもゾウも王冠をつけていることなどから、スールヤヴァルマン2世とほかの身分が高い将軍たちとを区別することができます。
オールバックと耳たぶが長いのがクメール人を表すレリーフの特徴
当時のカンボジア人を表すレリーフでは「髪の毛をオールバックにし、耳たぶを長く彫られているのがクメール人です」(ガイドさん)
ゾウに乗り弓矢を放つ兵士たちの姿は、子供にとって非常に興味深かったようです。「本当にこんな風に戦っていたの?」と驚きの声を上げていました。
実体験が教育に与える影響
実際にアンコールワットの壁画を読み解きながら教科書で学ぶだけでは得られない貴重な経験を積むことができました。
歴史が単なる過去の出来事ではなく、生き生きとした物語として感じられるようになったのです。特にアンコールワットのような場所では、その場に立つことで歴史の重みを感じることができます。
カンボジア旅行記は以下のマガジンにまとめています。ぜひ読んでいただけるとうれしいです。