【カンボジア観光BEST100】アンコールワットでカンボジア人の天国と地獄を見る
カンボジアの世界遺産・アンコールワットは、ただの遺跡ではありません。当時の最高技術で製作された壁面レリーフには目を見張ります。なかでもヒンドゥー教の天国と地獄の世界観を表現した壁面レリーフには当時のカンボジア人の宗教的世界を垣間見ることができ、子供も大人も驚きと感動を感じます。
設置されているのはアンコールワットの第一回廊南面の東側です。第一回廊にはほかにヒンズー教の天地創造伝説「乳海攪拌」のレリーフもあり、こちらも注目です!
天国と地獄の壁画の魅力
この長い壁面レリーフは上下に3段に分かれていて、一番上が天国の世界、2段目が裁きを行う閻魔大王(冥界王マヤ)の様子、一番下の3段目が地獄の世界を表しています。
閻魔大王(冥界マヤ)が壁画の真ん中に。牛車に乗り右手側へ指示を出すように手を伸ばしています。
その指さす先には閻魔大王(冥界マヤ)の補佐官がいて、許しを請う罪人に罪を言い渡しています。
さらにその右手には、地獄へ落とされる人々の様子が。
地獄に落ちた人々が地獄でどのよにして罪を償っているかを見ると当時の人々がどのように善と悪、報いと罰を捉えていたのかわかります。
例えば上の写真では手足を背中で一つに縛られている人々がいます。同行してくれたガイドさんはこの壁面レリーフの横に鶏が描かれているのを見て、「鶏たちを迫害した」と閻魔様が判断して地獄に落とされたのかもしれませんね。と言っていました。
また、鼻に輪を通して縄で引っ張られている人を見て「これは牛を迫害した」とされていそうですね。
お尻から頭に向けて1本の長い棒で突き刺されて火あぶりにあっている人は「丸焼きにして動物を殺した」とされていたかもしれません。
丁寧に見て行くことで、当時の人々が何を見ていたのかがレリーフから立ち上るのように浮かび上がって見えてきます。
壁画を通じて感じるヒンズー教の宗教的な世界観
これらの壁画を通じて、アンコール時代のカンボジア人がどのような宗教的な信仰を持っていたのかを学ぶことができます。
ヒンドゥー教の教えに基づく天国と地獄の描写は、子供にも大人にも興味深いテーマです。
家族ででかけよう! アンコールワットの壁画を見よう!
このような実体験は、教科書や授業だけでは得られない深い学びを提供します。実際に目で見て、手で触れて、心で感じることで、歴史や文化についての理解が深まります。また、親子で一緒に学び、話し合う時間は、家族の絆を強める大切な機会にもなりました。
カンボジア旅行記は以下のマガジンにまとめています。ぜひ読んでいただけるとうれしいです。
アンコールワットを楽しむ100の方法は以下のリンクから!
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