【ほぼ毎日レビュー】呉阪急ホテル・音戸/すべてに心がこもった美味しい店/広島・呉グルメ・ランチ・ディナー★★★★☆
祖母の法事で久しぶりに広島・呉に出かけた。叔父が法要後の食事会に予約をしてくれた呉阪急ホテル・音戸。
呉に行く度にどんどん寂しくなっていく様子があって、なかなかこれぞうまい! というお店にはなかなか出会えないけれど、さすがに呉駅前の呉阪急の日本食レストランの食事はとても美味しく、地元の人に愛されて利用され続けている。
呉阪急には何度か泊まったことがあるけれど、食事はしたことがなかったからとても楽しみだった。
今回は法事で訪れたけれど、個室以外では、楽しそうに食事をする観光客や家族連れ、マダムたちのグループが目立った。大和ミュージアムをはじめ呉の観光スポットはどこも徒歩圏内で呉駅からは一番近いホテルだから、次に呉に観光に来ることがあれば、一番最初に選択肢にしたいなと思う。
ここから下に並ぶ写真を見ると、「はいはい」よくある和食のコースですね。と思いそうだけれど、見た目はよくあるコースなのだけれど、本当に一口一口が美味しかった(語彙)。
ちなみに1年前に呉に来た時には、以下の記事のように夫と子供とカワハギを食べた。
コチラは呉阪急にくらべれば、もっとぐっと大衆的な居酒屋さん。地元の人「だけ」がいくこういうお店ももちろん美味しいけれど、今のように心身ともに疲れているときには、ホテルのレストランの安定感はとてもありがたい。
自分の健康やメンタルの状態でそのときに行きたいお店は変わるよね。
焼八寸/呉阪急ホテル・音戸 感想
金目鯛西京焼き はじかみ /帆立とびっこ和え /鰻砧巻き 酢味噌 海老芋白扇揚げ /大根おろしラディッシュ /鉄皮煮凝り
どれもとても小さいけれど、手が込んでいた。
金目鯛西京焼き。この大きさと薄さだと固い場合も多いのに、ふわりと柔らかい。帆立とびっこ和えの帆立もとても小さい。とても小さいけれど柔らかくて旨味があって、小さい分とびっこのプチプチした食感がとても映える。帆立に対してとびっこが大きいと、とびっこもいい仕事をするねー。と目を細めて食べた。
切子の小さなぐい飲みに入った鰻砧巻きは薄く細く切った大根で鰻を巻いてある。その上にさらに酢味噌。年配の歯が悪い人でも食べやすく、シャキシャキとした触感に旨味と酸味。並んで食べていた従妹は小さな海老芋のほくほくした美味しさにこちらも「美味しいねえ」と独り言を言っていた。
焼八寸の全てが美味しい
お椀/呉阪急ホテル・音戸 感想
牡蠣真薯 透かし蕪 紅葉人参 吸い口柚子松葉
造里/呉阪急ホテル・音戸 感想
三種盛り あしらい一式
お刺身はかんぱち、まぐろ、鯛だった気がした。
かんぱちは瀬戸内で食べるとひときわ新鮮でおいしく感じる。
呉の法事の当人である祖母の家でも山口の夫の実家でもお正月は大きなカンパチ。
脂がのったものは横浜のデパートでもよく手に入るけれど、このコリコリとした新鮮さは瀬戸内で食べるカンパチでしか感じないなーと思う。
焜炉/呉阪急ホテル・音戸 感想
赤海老しゃぶしゃぶ 水菜 豆富 白葱 椎茸 薬味一式 昆布出汁 割りポン酢
赤海老のしゃぶしゃぶは初めて食べた。ほっ、ほー。こういう食べ方もあるんだー。いいねー。一人ご飯のときにやってみよう。
意気軒高な夫やこどもたちは赤海老はたっぷりお刺身でたくさん食べさせて! と言いそうだけれど、私にはこういう食べ方も美味しく感じた。
揚物/呉阪急ホテル・音戸 感想
天麩羅盛合せ 唐墨かっちん揚げ 蓮根 春菊 天出汁
「からすみのかっちん揚げ」って何だろう? と思ったら、小さなお餅の間に薄くから墨が挟まれていて、それを柔らかく揚げてあった。
もちろん美味しい。
進肴/呉阪急ホテル・音戸 感想
広島牛炙り 山葵 葱 クレソン サラダ 柚子ドレッシング
たっぷりワサビをつけて、いただいた。
食事/呉阪急ホテル・音戸 感想
蟹ご飯 蟹味噌 三つ葉 香の物
蟹の炊き込みご飯の上に蟹味噌がのっていて、濃い赤だしを合間に挟みながらいただく。
こちらも美味しい。
止椀/呉阪急ホテル・音戸 感想
赤出汁
水物/呉阪急ホテル・音戸 感想
シャーベット
柚子なのかな? たっぷり皮が入っていて甘酸っぱくてとても美味しい。
どれも食べながら、あー美味しいねー。あー美味しいねーと言いながら食べた。
食べながら「あー美味しいねー」「あー美味しいねー」ニコニコと兄弟や従妹たちと食べた。
呉や広島でよく食べられている食材・カキ、カンパチ、鯛、広島牛、柚子などがたっぷり使われていて、それぞれが美味しく一口で食べられるようになっているのもうれしいし、子供と一緒に食べるのにぴったりの数千円からのコースもいくつかあって価格的にも使いやすい。
広島と言えば穴子だよね! ということで穴子寿司や穴子丼なんかもメニューにあったので、子供にはそういうのもいいかもしれない。
次に呉に来たら、また寄りたいなと思った。
ご馳走さまでした。