中高生のクリスマスプレゼント何にした? 親と子供の理想の間
6月の終わりに卵巣癌と子宮体癌がわかって絶望的な気持ちだったことを思うと、あと5年しか生きないと思う恐怖みたいなものに時々おそわれてもまだずっといい。
今年のクリスマスは平日だったので、その前の週末に久しぶりにクリスマスっぽいことをした。
子供たちはクリスマス会を従妹同士でお泊り。私と夫は食事をして横浜回りでイルミネーションを見た。
イルミネーションがあまりにもきれいだったから動画も作った。
帰宅して、さらに2人でブルージャイアントを見た。
ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた仙台の高校生・宮本大。雨の日も風の日も、毎日たったひとりで何年も、河原でテナーサックスを吹き続けてきた。卒業を機にジャズのため、上京。高校の同級生・玉田俊二のアパートに転がり込んだ大は、ある日訪れたライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈と出会う。「組もう。」大は雪祈をバンドに誘う。はじめは本気で取り合わない雪祈だったが、聴く者を圧倒する大のサックスに胸を打たれ、二人はバンドを組むことに。そこへ大の熱さに感化されドラムを始めた玉田が加わり、三人は“JASS”を結成する。©2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会 ©2013 石塚真一/小学館
音楽は上原ひろみさん。知らなかった。
テナーサックスが主役だけれどそのぶんピアノにストーリーがひっぱられて、主人公はどっち? とはなる。
おそらく漫画のほうが物語としては厚みがあるんだろうけれど、夫婦2人で雑談しながら見るにはとてもいい。
週明けは子供の学校の保護者と卒業生のためのクリスマス礼拝に参加した。
キリスト教学校では中高の間クラスや学年ごとにハレルヤのコーラスをパートに分かれて行うことが多くて、私の出身校の広島女学院でも娘たちの学校でも同じことが行われている。
最近人気のないキリスト教学校の保護者は自分もそういう学校の卒業生のことが多くて、娘の学校卒の礼拝に参加する保護者のほうもほとんどの人がそれぞれの学校で中高時代に身に着けた自分のパートのハレルヤを歌える様子。
みんなが全力で歌っていて歌いながら涙がでた。ああ、中高時代には自分にとって一番大事なこのタイミングで癌になる未来なんて想像していなかった。
それでもそばで60代や70代のおばあちゃんたちから、まだ20代なんだろうなという人まで目をキラキラさせて歌っている。
音楽の美しさや力をクリスマスに強く感じた。
一緒に参加した夫の方は今年も、、、こんな学校生活があるのか、、、となっていた。
夫は夫で、知らないものを知るのを面白く感じるのと、たまたま娘ふたり同じ学校に入ったので、2人もお世話になったからできることはやりたいとPTA関連にも毎年立候補してお仕事をさせていただいて、今年も礼拝のお手伝い係に参加させてもらった。
夫のこういう社会への関わり方から子供たちにも夫の父親としての愛が伝わると思う。
癌にならなかったら、こんなに一つひとつに感動してハラハラ涙を落としたりせずに、通りすぎてしまうことだと思うけれど、今は一つ一つがビビッドに胸に迫る。
楽天のスーパーセールで子どもたちに買ったクリスマスプレゼントは27日の今日になっても届かない。Ray BEAMS 箔プリント ケーブル クルーネック ニット ビームス ウイメン トップス ニット ベージュ ホワイトのカワイイセーターなんだけどな。
これ裾の部分がキラキラ光るの。かわいいよね。
娘2人にグレーとホワイトでお揃いにした。形はオーソドックスだからおソロ感はないけど2人で万が一一緒に着たら統一感があってかわいい。これも親の煩悩。
どうなってるんだか。
夫にはJOHN SMEDLEY [Eco Cashmere]のセーターを買った。夫は自分で自分に高いものが買えない人。
万が一私が先にお空に行ったとしてもあたたかくこのセーターが夫を暖かくしてくれると思う。
パパサンタクロースは子供が赤ちゃんの頃から子供のクリスマスに本を届けていて、そちらの写真がこちら。
親の願いと煩悩と愛が詰まった書籍たち。
子供が娯楽として本当に望んでいるのがこちら。天久鷹央の推理カルテシリーズ。
子供の好みと煩悩が詰まった書籍たち。
こういうのも微笑ましいというか、あーこれが家族なんだろうという気がする。
クリスマスイブも私たち親は仕事で子どもは塾などであわただしい。
クリスマス当日もおなじ感じで、毎日の食卓という感じのトンカツとクリスマスケーキを食べながら大笑いしながら家族でコンフィデンスマンJPを観た。
トンカツって普通なんだけど自分で揚げると1枚400円ぐらいでもめっちゃ美味しいよね。
コンフィデンスマンJPは深いんだか、浅いんだか、わからないなんとなくけむに巻かれたような気持ちになるけれど、とても面白いし家族で楽しめてとてもいい。
長澤まさみのピカピカの旬の感じもすごいのだけれど、それに輪をかけてところどころに出てくる竹内結子のオーラと存在感、演技力に目を見張る。
家族でプリンセス編を見始めてから家族で制覇しようと着々と見すすめている。
このシリーズに出てくる三浦春馬もとても美しいよね。
この二人のオーラを見ると惜しい人を亡くしたという気持ちになってそこはきもちが一瞬しゅん><となる。
まあでも、いいクリスマスだった。
来年も再来年もいいクリスマスになりますように。
このマガジンは私が49歳で卵巣癌と子宮体癌に罹患した日々の自分と家族の記録です。娘(高1)娘(中2)夫&猫の4人と1匹ぐらし。ワーママ。何とか1日でも健康に命をつなぎたいと毎日試行錯誤しています💦
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