個性=(不)自由論【感想篇】
水野しずさんの『正直個性論』を読みました。
人間すぎてよかった。こんなに心が温かくなったのは久しぶりのことで、自分以外にも人間ってちゃんと存在しているんだと思えた。文章も超好きだった。そうとしか生きられないことをネガティブじゃなく受け入れている感じのやさしさ、独断の上で踊り狂うことの迫力によって説得力が発生してしまっている感じのパワー、乾いた笑いを誘われてしまう奇妙にしっくりくる比喩。こんなにまともな人間がまともなまま楽しそうに生きられていることに希望と勇気をもらえた気がし