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【両手いっぱいに芋の花を】やっぱりRPGが大好きだ。
インディーゲーム
インディペンデント・ゲームの略称。少人数、低予算で開発されたゲームソフトのこと。
8番出口やごく普通のシカのゲームなどいかにも尖ったタイトルから、MinecraftやUndertaleのようなメジャーなものまで様々ある魔窟。さあ潜ろう。
ずっと気になっていた『両手いっぱいに芋の花を』というゲームを買った。
もうクリアしてしまったのだが、とても面白かったので感想などをつらつら書こうと思う。今週のむっちゃんの目標はこの記事を読んでくれた貴様の積みゲーを1本増やすことだ。覚悟して読んでください。
世界観
時代は中世くらいでしょうか。ドラクエと同じくらいのもんだと思ってもらえれば分かりやすいと思います。
モンスター(この世界では「怪異」という)も魔法もバリバリ現役な感じですが、人類はそれらとは全く別の原因により滅亡の危機に瀕しています。
それは土壌汚染による食糧危機。主人公たちは錬金術師が残した土壌汚染の影響を受けない作物の種を求めてダンジョンに潜ることになります。
先ほど人類と書きましたが、この世界では人間もエルフもゴブリンもみんな一緒くたにしてそう呼びます。共に暮らす時間が長すぎて区別することがなくなっていったようです。
ゲーム性
ダンジョンを潜り、敵を倒し、種を持ち帰る。目的が魔王討伐ではなく種の入手という点を除けばものすごくよくある流れなのですが、戦闘面で面白いシステムが採用されています。
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それは、敵の次の行動が分かるということ。
例えば上の画面では、左の狼は一番右の味方を、右の狼は一番前の味方を攻撃しようとしていることが分かります。プレイヤーはこの情報を見て次の自軍の行動を指示するのです。
なんだかゴリ押しでいけそうな感じがしますが、これが意外とむつかしい。というか割とすぐに全滅します。でも大丈夫。この世界の怪異は全滅した勇者たちから金品を巻き上げたりはしません。何度倒れようとも、また新しい作戦を練って潜り直せばいいのです。
好きぃなところ
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キャラクリができます。
もう一度言います。キャラクリが、できます。
僕ぁキャラクリが大好きなのです。思うに、キャラクリというのはなりたい自分像に質量を与える作業なのです。言わば妄想の具現化。オタクが一番好きな作業なのです、たぶん。
種族、ジョブ、見た目をある程度好きに選ぶことができます。デザインがどれも可愛らしいので、これだけで1時間くらい溶けました。もうこれやりたいがために買ったまである。
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今作の主人公、チーフさんです。
チーフさんは種を探すため舞台となる島に派遣されたダークエルフの女性であり、プレイヤー達調査隊のリーダーに当たります。ダンジョンの入口までついてきてくれて、折に触れてプレイヤー達に無線でアドバイスを送ってくれます。
しかし、単なるアドバイザー、あるいは狂言回しにあらず。プレイすればするほど、この作品はチーフさんとチーフさんのことが大好きな人々の物語だと感じました。その意味はプレイしてもらえれば分かると思います。
つまり、プレイヤーは脇役をロールプレイするわけですが、「この人のためなら脇役でも構わない」と思えるほどの良いキャラです。
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そして、RPGへの愛がスゴい。
あえてこういう言い方をしますが、世界観とか魔物とか魔法とか武器とか、めっちゃくちゃ普通です。ドラゴンクエスト以降のJRPGで何回も何回も何回も擦られ続けてきたものを清々しいほど捻りなく踏襲しています。
でもそれがいい。俺はこういうRPGがやりたかった。普通でもありきたりでも、デザインが可愛くて見やすくて音楽が良くて、ゲーム性が面白くて程々に難しくて、ストーリーが分かりやすくてキャラクターに確かな呼吸が感じられて、レベル上げてあーでもないこーでもない言いながら工夫してクリアするようなRPGがやりたかった。
そう思えるのは、端的に言うと作りが丁寧だからだと思います。僕はゲームを作ったことはありませんが、上述した良い点すべて、丁寧にやらなければ実現しないものばかりだと思います。
めちゃくちゃ勝手なこと言うんですが、このゲーム作った人は本当にRPGが好きなんだろうなと思います。そして、このゲームがぶっ刺さった僕も、やっぱりRPGが大好きなんだろうなと思います。
まとめ
RPGが好きな人、買ってください。5月29日まで1870円が26%OFFで1383円です。イカれてるやろ。ちょっと良いお昼ごはんくらいのお値段で25時間は遊べます。後悔はさせねえ、俺じゃなくてこのゲームが。
GW中にセールがなかったので、諦めて貯めてたポイント使って買ったら直後にセール始まりました。俺は長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった。
ここまで読んでくださってありがとうございます。正直それだけで十分嬉しいです。もし気が向いたら遊んでみてください。
ではまたな。
オマケ
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こいつさえ生きてれば逆転の目がある。