見出し画像

メタ認知

メタ認知とは
自分を客観的に認知する能力

今のシェアハウスにいて
コミュニケーションを通じて
この能力が鍛えられている感覚がある。

それができるのは
年齢も国籍も職業、性別さまざまな人が暮らすからである。

長く同じ職場やクラブといった共通の価値観や地域、
似たような生活スタイルをしているせいなのか

会社名や役職、肩書など世間的な評価に隠れて

自分自身が何を大切にして
何が好きで何が嫌いで
性格的な傾向など
自分とはどういうものなのか

把握していない人って意外と多いような気がする。

話してみたり
ひとつの物事に対する行為だけをみても
それが男性だからなのか日本人だからなのか
20代だからなのか
どこがその人の核なのか、軸なのかすぐにわかるわけではない。

それは自分に対する外側の評価も同じで
それぞれが感じられる範囲で人を見るので
当然のことながらわかってほしい自分をわかってくれているわけではなく
外側に表現している自分の表現がたりないのか
表現方法がずれているのか
誤解されてるかも・・と感じることすらある。

昨日ラウンジで夕ご飯を食べながら
初登場の韓国国籍の建築家のMさんが語る
芸術論は新鮮だった。

彼は自分のことをよくわかっているし
だからこそきちんと世界観を持っている。
その上で最近感激した映画について
これまでの映画史を踏まえたうえで
どういう部分が面白かったのか新しかったのか
話ができるのだ。

もちろんだからこそ建築家を名乗り
周囲はあまり気にせず
自分の生活スタイル、スタンスを守っている。

意見は違うけれどはっきりいわず
表面上は同調してしまう傾向のある日本人とはやはり違うのか。

以前、日本で政治の話をするとみな引いてしまうので
あまり話さなくなったといっていたが
祖国の政治事情に関する考えを堂々と話してくれるのは気持ちよかった。

彼のような人物こそ
メタ認知能力が高いといえるのではないだろうか。



いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集