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鬼滅は間違い!?〜鬼と節分〜
皆様、こんにちは! 恵方巻きは食べません!中川吉右衛門です。
恵方巻きって、ここ数年で一気に東北地方というか、全国を席巻しているんですが、
”作られた伝統行事感”がありすぎて、僕は嫌いです。
これが時間軸を変化させて、100年後に見たら、全国の伝統行事になっているでしょうが、僕としては、今は、嫌というだけの話です。
なので、節分に、巻寿司を食べたい!という人は、大いに食べて楽しんでいただければいいと思ってもいます。
しかし、これを機に、その起源から考えてみる、いろんな視点、角度から考えてみる。そういう機会にしたら最高だと思っています。
そして僕は食べません!笑
さて、今日は節分。
節分は恵方巻きより何より、”豆まき”でしょ。
こちらをしっかり伝えていくことこそが、伝承であり、口伝であり、そして継承です。
これが自分から子へ、周りの友人知人などへ伝播していくことの繰り返しが、伝統・文化になっていくと僕は思っています。
ということで、今日は節分に”豆まきと鬼”の話を書いてみようと思います。
「福は内 鬼は外」
という掛け声とともに、豆を玄関から外に向かって巻いて、鬼を退散させる。
または、鬼を退治する。鬼を滅する。まさに”鬼滅の伝統”が今日の節分ですよね。
しかし、僕は以前も記事に書いたことがあったと思いますが、この 『節分の鬼滅文化は間違いである』
と言いたいのです。
節分に滅するのは「鬼」ではありません。
節分に滅するのは「魔」です。
古来から、我々人間が恐れてきたものは、この魔であり、古来の人にとっての『魔』とは、病気のことです。
病・疫病・流行病など。
これに罹ったら、今より強烈に”死”へ直結していた古来の人々にとって、自分の身体を蝕む病は、魔物のように恐ろしいものでした。
なので、この冬の土用が明ける2月3日以降に、病にかかりやすいことがわかっていた古来の人は、この冬から春に変わる季節の変わり目を健康で無事に乗り切れるようにと、祈願して豆を撒いて、魔を退散させるという儀式のようなものを行ってきたわけです。
魔を滅するということで、魔滅(マメ)を撒くわけですから。
これは単に語呂合わせとか洒落でもなく、豆には魔を払う力があるので、豆を撒いたわけです。(これは神の身体から生まれたものだからですね)
ということで、豆まきの対象になって、祓う相手というのは、「魔」なのです。
しかし、どういうわけか、今ではこの『魔』が、鬼に変わっています。 そして結論から言うと、
「鬼を払ってはいけません」 なぜなら、鬼は人そのもののことだからです。
人はただの肉体だけなら、そこに生命はありません。 それは土から生まれた鬼で、「塊」です。
人は、その生命を発動させて、何を伝えていくのか?それこそが人生の一つの意味でもあります。
伝え続ける。自分の意志を自分の意見を伝え続ける。云々と。
それが「魂」です。
人に魂があってこそ生命は発動すると僕は考えています。
ここに、鬼という文字がなぜこのように使われているのか。
それを考えてみると、見えてくるものがあります。
鬼とは人そのもの。 だから払うのではなく、福の神と一緒に内に招き入れるのが、最高だと僕は思うんです。
また、お札(お金)は式神です。式神は別名鬼神。
これまで払ってしまうと、内にお札が入ってこない!ということにもなりかねません。
そんなわけで、節分にまく豆は”魔滅”であり、鬼ではなく魔を祓うもの。
鬼を祓ってしまうと、人も、魂も、お札も内に入ってこない!
僕はそれは嫌です。
家には人が必要です。人気が有るというのはとても温かい。その力はとても大きい。
いつも、人が笑顔で集まってくる家がいい。
魂だって何だって、ウチに来たらいい。
お札もちゃんとウチに来てくれないことには困ります。
だから僕は、鬼を祓ったりはしないのです。
なので、言葉としては
「福は内 鬼も内 病は外」
が良いと僕は思っています。
今なら、まさしくこの言葉がぴったりですよね。 「福は内 鬼も内 コロナは外!」
と、日本中で唱えたら、それは言霊として大きな力を産み出すのではないか、と僕は信じています。
今日の夜は豆を撒いて福の神・鬼神を内に入れようと思います。
皆様もぜひ!コロナは外!で豆まきを楽しんでみてください。
Ciao!
●中川吉右衛門の大豆
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