実験音儀式その2の動画について

この動画内で言葉にしているのは、2021年に書いた詩『Face The Music』の一部分。その詩ではDVの経験をシェアしている。昨年暮れにmh PROJECT nycで音を操るパフォーマンスのシリーズを実験させてもらった。その際の二番目のこころみがこの動画内にある。

2021年の10月にレコード店でやらせてもらったオリジナル版の同パフォーマンスでは音楽を一曲一曲最初から最後までレコードでかけながらの詩の朗読のフォーメーション。結果、一時間半近くにも及んだ。今回のライブの際には、観客がひとりひとり席を立ち部屋から出ていった。もちろん尺が長い設定なので「出入りは自由」とは事前に知らせてあった。

観客が去っていくのをみて自分がどう感じるのかを想像もしていなかった。実際には嬉しくなってしまった。「これが私がやりたかったことなのだ」とその瞬間に実現している喜びを噛みしめていたら笑みが溢れてきた。そんなリアクションをしている自分をみるのは生まれて初めての経験だった。

ライブ動画とは別に、動画編集用に撮影して2分の予告編のショート動画を作ってみた。詩の朗読からレコードをかけるまでの遅延なしで文脈的にしっくりきている。

40代後半から人生再スタートしました。日常生活のアウトプットを、ポエトリーやDJという方法で表現しています。残された時間、後悔ないよう、トライ&エラーしながら多動中です。応援の方よろしくお願いいたします。