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アジを味わう

スーパーでアジを見かけると、つい足を止めてしまう。

前の日に我慢した、アジのお寿司5貫入り。なんと今日も売られているではないか。

横に並んだイワシもなかなかの輝きで迷ったけれど、やはりアジを手にとる。2日連続で出会えるなんて、もう運命としか思えない。問答無用で買うしかない。

アジ、コハダ、サバ …… 。光り物って、なぜこんなにもおいしいのだろう。生臭さと酢、しょうが、薬味ねぎとの味のバランス感が絶妙だ。

いただいたアジは、旬の季節ではないはずなのに、肉厚でプリプリしていた。さすがに5貫は飽きてしまうかな、と思ったけれど、ペロッと平らげてしまう。さすがは、アジ様。

アジは漢字で「鯵」と書く。魚へんに「参」。漢字の由来の1つに「おいしくて参ってしまう」という説がある。

いや、本当にそうだよね。「ははぁー、参りました」と寿司貫を前に深々と頭を下げてしまえるおいしさ。アジ万歳!

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吉野千明
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