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あなたが眠れない理由

「快眠アイデア大全」という本を読んだ。日常のささいなことが少しずつ快眠につながったり、阻害したりしているんだなぁと気づきが多かった。

特に、1日の体温変化が快眠のポイントになりそう。寝る2時間前に体温を上げて、寝る直前は体温を下げると快眠になる、という話は聞いたことがあった。けど、朝起きた瞬間から寝る直前までの体温変化がその日の快眠に関わってくるという話は初耳。

日中の眠気に悩んでいたけれど、起床後8時間に眠くなるのは正常らしい。昼過ぎの眠気に対応するには、眠くなる前に仮眠を取るといい。起床後6時間くらいに1分間、目を閉じているだけでも効果があるのだとか。本当か、と思うけど、試してみる価値はある。最も適切な仮眠時間は、6~30分。ほどほどに適切なのが1~5分。31分以上は不適切。横にはならず座ったままがいいみたいだ。

早食いも不眠の原因になるのだとか。食事はしっかり噛んで、舌の筋肉を鍛える。これが快眠につながる。舌の筋肉が弱いと、睡眠中の歯ぎしりやいびきが起こりやすく、睡眠の質が低下する。「食事中は箸を置く」を意識して、しっかり噛むことが大事なんだって。

他にもできていないことがいくつかあって、試してみたい。

興味深かったのは、勉強と香りと睡眠の関係。睡眠中は、脳が積極的に細胞を排除していく。ただ、勉強中に嗅いでいた香りを寝室に持っていって眠ると、記憶細胞が排除されずに残されるのだとか。香りを使った人たちは、記憶テストの成績がよかったという実験結果もある。

睡眠を制する者は、人生を制するんだなぁ。睡眠の世界、奥深い。

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吉野千明
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