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これ100個食べたい!と言われたモンブランは仕上げに【ドクダミの根】のパウダーをかけ口の中でとろける。

こんにちは。
楽薬スイーツ店主の成澤亜紀と
申します。
パティシエ歴30年。
お店をもつ
大変さに気づいた20代前半に
お店なんか絶対に持つものか。
と決め
お菓子の仕事をしてきたけど
なぜか30年目にお店を持つことに
しました。(自分の意思で)
このお店の場所は友人が手がけた大好きな空間。(旧 cafe tocco)場所を譲りうけた形です。

新しく様々なリノベーション
絵は時々変わります。
夜は土曜日のみopen
貝がらや気球の描かれた、かわいい壁紙


モンブランのお話に戻り。
もちろん30年もお菓子の仕事に
ついてたら
その都度働いてたお店やら
何やらで
いろーんなレシピのモンブラン
作ってきた。
だからモンブランて色々な
モンブランがある
って言う感じ。
個性がでます。
作りにくいレシピもあったな。
バター入れて生クリームいれて
めちゃくちゃ分離しやすい。
とか。
で、温めて尚更分離とか。

楽薬スイーツで今回
お出ししたモンブランは
見た目、あら?って感じだと思う。
ゴージャスさにかけるというか。
なかば中途半端、のような。
スキマだらけだし。
だけど
シンプルかつ、
栗の美味しさを
超享受できる
構成にしました。


【構成】
①シンプルなメレンゲ
②ピュアな美味しい動物性の
生クリーム
③マロンペースト
④ドクダミの根のパウダー
⑤バラ、またはローズマリーの
花びらを飾る



(ドクダミの根のパウダーの詳細は
別投稿に書く予定してます)


フランス菓子やさんが
もっとも使うマロンピュレ
サバトン社のもの。

私は、
日本のフルーツじつは農薬だらけだったりすることがあるし
土壌が弱いと思うから
フランス産のものは
やはり味が濃く美味しい、と
思ってる。
イルプルーシュルラ・セーヌの
弓田シェフの書いた
この本はすごくオススメ

本がアトリエにもあります





マロンペーストとマロンピューレがあり、ペーストのほうは
栗+砂糖
マロンピュレは
栗+シロップで柔らかくなっています。


様々なレシピは
ここにゼラチン、バター、生クリーム、お酒、などなどが
シェフの好みにより入っていきます。
しかし、私は思っていました。

"そのまま食べるのが美味しい。"

というのも!
というのは、、、
20代前半のある日

『モンブランと言えば
"アンジェリーナ"』とも言われる
フランスでは有名な
アンジェリーナにいた
女の子がパティシエで
入ってきた。
私はアンジェリーナのモンブランが大好き。
はじめて入ったお菓子屋さんで
先輩がアンジェリーナだよーと
みんなに買ってきてくれた時があり
一口食べてとろけた。。。。♡

あの生クリームと栗のシンプルな
濃厚なモンブランは
他で食べれそうで食べれない。
忘れられない美味しさでした。

でしたので、

私はその子に食い気味に、きいた。
『アンジェリーナのモンブラン!
だーいすきなんだよー!!
ねぇねぇ
マロンペースト、どうやって
つくってるの??』


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