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ソムリエコース(レベル 2&3)♪

レベル 1 を無事に終え、少し自信をつけた私は、そのままの勢いでレベル 2 と 3 へ突入!……したものの、回を重ねるうちに「もしかしてソムリエになれるかも?」なんて淡い期待はどこかへ消え去り、私は「趣味でワインを嗜む人」として楽しむことに決めた。
なぜなら、レベル 2 と 3 は想像以上に経験値を求められる内容だったから!
(当時の私にも、今の私にも、経験が足りなすぎる!無理無理無理無理――――。)

レベル 2:ワインの奥深さに圧倒される

レベル 2 では、地域ごとに生産されるワインについて学ぶ。……と言っても、かなり深く掘り下げるのだ。
まず、地理的条件。そして土着品種、生産されるワイン、歴史的背景、さらには食文化まで!
授業の後半にはワインを 3 種類試飲できるので、ワイン自体は多少なりとも体感できる。
でも、問題は郷土料理だ。
テキストに載っている数少ない写真を眺めるだけでは、実際の味や食感は想像するしかない。こういう時、経験がものをいうことを痛感する。
しかも、試練はまだ続く。
後半になるとイタリアを飛び出し、フランスをはじめとするヨーロッパ、さらには世界のワインへ。
フランスの回に入った途端、私は挫折を味わった。(ソムリエを目指していたわけじゃないのに、こんなふうに書くのもなんだけど。)
フランス語……読めない。発音できない。聞き取れない。カタカナでしか書けない。
テキスト自体はイタリア語だが、固有名詞はすべてフランス語のまま。チーーーン。
分からない単語が続くと、意識が遠のいていく。何も頭に入ってこない。

レベル 3:ペアリングの楽しさに目覚める

レベル 3 では、ワインと食べ物の相性についてじっくり学ぶ。そう、ペアリング!
「絶対楽しいに違いない♪」という期待通り、毎回試食付き。(ほんの少しずつだけどね♪)
レベル 2 で挫折しかけたものの、レベル 3 では食べ物が絡むことで理解が深まり、自信も復活!
当時のノートを見返すと、レベル 3 に入ってから急に書き込みが増えている?!
特に印象的だったのは、チーズやチョコなどの食品を分析する時間。
人生でチーズのひとかけを、あれほど真剣に、しかも集団で味わったことはなかったかもしれない。
そして、最後の授業は「教育ディナー」。ワインを 4 種類味わったことになっている。
最初の料理は「サラダ」とだけメモしてあるのに、その後は空白。
食べるのに夢中だったのか、それとも仲間とのおしゃべりに熱中していたのか……?
今となっては、きれいさっぱり忘れてしまった!

そして、試験へ——

なんだかんだ言いつつも、私は受験資格を得て、ソムリエ試験を受けることに。
筆記試験とテイスティングまではクリア。……でも、面接は受けなかった。
だから、ソムリエではない!
それでも、「楽しくワインを選べるようになりたい!」という当初の目標は、無事に達成。
晴れて私は、「楽しくワインを選べる人」になった♪

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