膝が痛くならない走り方を模索した話
朝ランニングをすることにした。
身体的な目的は毛細血管を延伸させること。平たくいえば運動をしないと指先部分などの毛細血管が機能しなくなっていくので、常に末端まで機能させるようにする、んですって。
その状態であれば免疫的な部分でいろいろと良い効果が出てくるのですが、分かりやすいところでは、機能しなくなると手先足先の体温が上がらずに冷たくなると。
そういえば僕はめっちゃ手が冷たい。
真冬では鉛筆握って文字を書くってことが困難になるほど手がすぐかじかんでしまう。
家族の誰と手を繋いでも、相手の手が温かい。
冬は冷たいと怒られるので、イチャイチャも気を使って控えてたなあそういえば。
8割がた我慢できてなかったけど。
そうか毛細血管を延伸させれば良いのか。ならやってみよう。
具体的には心拍数が120〜130くらいを維持するように身体を動かすらしい。
ランニングシューズはずっと前から持っていた。
その上、一日の食事回数を2回以下にしたことで体重が15キロくらい減ったので、走るのがビックリするくらい軽く感じるようにはなっていた。
それでも僕は走らなかった。
なぜなら、15分も走ると膝が尋常じゃないほど痛くなるからだ。
とても走り続けることができない。先の尖ったトンカチでギューンッてされてるようだ。
あらあら、痩せすぎで筋力が落ちちゃったのかしら?と思ったが、死ぬわけではないしロードバイクは普通に乗れるので放っておいた。
そんなわけで、そっぽを向いていた僕が再びランニングと向き合い、数年ぶりに走ってみたわけだ。
初日は走れた。5キロくらいならへっちゃらね。と思った。軽く膝に鈍痛があったように思うが無視した。
問題は次の日だ。やはり15分もしないうちにトンカチを手に持った妖精があらわれて容赦なく僕の右膝外側むかって水平にフルスイングし、膝蓋骨は反対側にビョーンと飛び出しゴムのようにパチンと戻った。
ような痛みがはしった。
まいった。これではとてもではないが走れない。そもそもなんでこんなに痛くなるんだ。
調べてみると、腸頸靭帯炎というのが症状的にピッタリだった。これは膝を曲げ伸ばしする時に腸頸靭帯が大腿骨外側上顆に擦れることによって生じるらしい。
読めなくて良い。こんなの解剖学とか学ばない限り一生目に触れない。
平たくいえば、ちょうどそこを通っているじんたいが、ちょうどそこにある骨の出っ張りと、膝を曲げ伸ばした時にぶつかるから痛いのだそうだ。
てことは走り方を変えれば良いのかなと思って、ひたすらランニングフォームを調べ、一つ動画を見ては外へ出て試しに走り数分でアイテテテと戻ってくるを繰り返し。
とうとう膝が全然痛くならない走り方を見つけましたよ。
あくまで僕はこれで痛くなくなった、という話だけれども、膝が痛くて走りたくても走れないというおじさんおばさんはぜひ試してみてね。
皆さん走るという行動で前に進むのって、浮かせた足を前に出すってことで進んでいる、とイメージしません?僕はそう思っていました。
そうではなくて、地面についた足を後ろに蹴ることによって前に進むというイメージで走ってみましょう。
そしてその進んだところにもう片方の足をチョコンと置く感じです。
背を伸ばし、気持ち(本当に気持ち)前側に上半身を倒していれば、後ろに蹴ることによって重心が移動するので、自然に着地すると思います。
無理に歩幅を広げようとせずに、上半身よりも後ろに足を置くようなイメージ。
そして着地した足はそれ以上曲げずに、まっすぐを保つようなイメージでグッと地面を蹴る。
どうでしょうか?あえて文字だけで説明するを試みています。伝わりますでしょうか?
少なくとも僕はこれで膝が全く痛くならなくなりました。
心拍数を測って走るを生まれて初めてやってみたけど、120〜130を保つってこんなスピードで良いの?ってくらいスロースピードじゃないと心拍数維持できない。
今まで5キロを30分くらいで走ってたけど、45分くらいかけて走る感じで、とりあえず5キロは全然疲れない。時間が許せば10キロは軽い。
激痩せしたことにより家族含めて多数の人に心配されていたので、これを機にメチャクチャ健康になって3食たべる必要はないを証明できたら良いなあ。
スマートウォッチも、買ったんだよ。
お金をかけた以上、あとにはひけないんだよ。
とりあえずこれからは握手をするたびに冷たく感じたら勝ち、温かく感じたら負けだと思うことにします。
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