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自分だけ助かる働き方|読書ノート

こんにちは。ひすとりです。
今日は読書ノート「自分だけ助かる働き方」を考えた話。

この記事を書いている人:
元中学校・高校の教師。教育改革や職場改革に奔走するも、心身不調により休職→転勤→退職(イマココ)。自分の経験や考え、働き方や生き方に関する情報を発信しています。

先日noteで紹介した『なんのための仕事か?』という本をようやく読み終わりました。仕事に向き合うことにメンタル削られる自分にとって、持久戦となる読書でした。でもだからこそ良かった。

このnoteでも書きましたが、情報を得るための読書ではなく、一つの問いについてじっくりと考える読書となったからなのです。

この読書体験の中でいろいろと刺さる言葉はあったのですが、一つだけあげるとすれば次の言葉です。

「これからどうしよう?」と自分自身のサバイバルが心を占めている人が多そうな昨今の状況下において、(中略)「どう助かろうか」と自分のことばかり考えていると、僕は力を失ってゆく感じがする。力の重なる部分がないからだろう。
同著「あとがき」より

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自分と家族の生涯を守るためにはたらく。これも大事な考え方だし、選択肢の一つです。けれど、わたしの転職(勤務校を変えたこと)を振り返るとうまくいかなった最大の理由はここだったのではないかと気づいたのです。

なるべく時間を削って、自分の身体が楽にしよう。
さっさと帰ってきてゆっくりしよう。
他の先生の授業見学?今はいいよ、授業準備は終えているんだから。
それに見たら変えなきゃいけないって思い詰めるのが目に見えているんだからさ。

こんな風に自分に優しくして、しすぎて、どう助かろうかという働き方をしてきてしまった。

結果は明白です。
生徒がつまらないって暴れ出すのも、自由にやらせてみた時でさえ全然関係ない活動をして教員にアピールしてくるのも、当然の状況だったのですね。

それでもいいやって思えないのは、仕事に求めている「なんのため」が自分だけが助かるものだと思っていないからなんでしょうね。きっと。

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仕事は常に、自分と他の人との間にあるんだよな。
同著「あとがき」より

当たり前のようで理解しているようで、全然理解していない感覚だったなと気付かされました。他の人との間にどんな「意味」を作り出すのか。
それが私の仕事の向き合い方だし、自分を偽ると辛いということもわかってきました。

では具体的にどんな環境で何を生み出していくのか。
私の夏休みの中でじっくりと考えてみたいです。


ここまで記事を読んでくださった方、ありがとうございました😊
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