スタートラインは「わたしが教育すれば変わる」と思わないこと。
他人のマインドセットを変えるなんてことは、教育にはできない。
可能なのは、マインドセットを変えたいと願う人たちの"場"をつくることくらいじゃないだろうか。
ある研修でメモしていた、立教大学・中原教授の言葉を読み返して、どきりとしてしまった。
今日はこの言葉の意味と教員の在り方について考えていきたいと思います。
成長マインドに変えることが使命だと信じていた
私はここ数年、子供や職場にいる先生たちのマインドセットを変えたいと言うことを目標に努力を続けてきました。
マインドセットについてこちらの記事にも書きました。
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まぁ結果としては完璧主義がたたって休職してしまいました。この経験から中原先生のこの言葉はかなり身に染みて実感することとなったのです。
マインドセットを変える。
これは自分自身にとってもとても難しいことです。休職中にカウンセリングを受けていく中で、少しずつ自分自身のマインドセットを理解できるようになってきました。
半年位の時間をかけてようやくちょっとずつ理解ができるようになってきていますが、このぐらい意識的にやらないと人は自分のマインドセットについて意識的になれません。
そのような前提にたってみると、赤の他人から
あなたはこういうマインドセットだから、
変えたらいいよ!
なんて言われたところで、受け入れる人がどのくらいいるでしょうか。
生徒はもちろん、大人である教員なんてなおのこと。
ほとんどの場合反発して「終了のお知らせ」になるでしょう。
「変えようとする」ことは難しくても「変わりやすい場所」を作ることはできる。
とはいえ、マインドセットの重要性が計り知れないのも事実です。
その人のマインドセットを変えようとすることは難しくとも、その人がそれに気づけるような仕掛け作り、環境づくりをすることは可能なのではないでしょうか。
その結果がたとえ変わらなかったとしても、改善を重ねていく。
先生自身が「成長マインド」を持っていないと、その試みは継続できないでしょう。自分はかなり環境に左右される面があるので、その試みを続けられる仲間も必要です。
自分のために足を動かす。
そんな一年にしよう。
🖋あとがき
ここまで記事を読んでくださった方、ありがとうございました😊
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