あなたには読まれないから
今日は夫の誕生日。
夫に絶対に読まれることがないとわかっているから書きます。
あなたが生まれてきてくれて、今日まで生きてきてくれて本当にありがたいと感じます。
先週の日曜日、昼食を作ってくれたとき
あなたは猫にむかって
「君たちは僕がいないと生きられないね」と言いましたね。
「そうよ!その通り!頼りにしているよ!」と
わたしはすかさず返しました。
そしていつものように笑いあいました。
これはもう2人の間ではよくあるやりとりになっていて、
家ではわたしは猫と一緒に「TEAM使えない」というチームを結成していることになっています。
申し訳ないなぁとはときどき思ったりもするけど、
それよりもあなたに感謝する気持ちのほうがずうっと大きいのです。
それは素の自分でいられること、それを受け入れてくれる人がいることは、
わたしにとってなによりの心のやすらぎになっているから。
わたしは基本、本当の自分なんて見せないで人と付き合っています。
たぶん小さい頃からそうだったし、
その方が自分を守れることが多かったから。
だからわたしは家族の前でだけ、素の自分でいられた。
ところが本当に不思議なことに、
あなたとは出会ったときからあまり緊張しなかったのを覚えています。
家族の前以外では見せることのなかった
素の自分を、あなたには意識せずに見せてしまえるようになっていた。
もしかしたらこれを相性と呼ぶのかもしれないと今なら思います。
あなたとわたしと猫と一緒に毎日を過ごせること、生活を共にできることは、
わたしの心からの幸せです。
そのためにも今までよりももう少し健康に気をつかって、笑いあって、おいしいものを食べて、おもしろいものを見て、朗らかに暮らしていけたらいいなと思っています。
わたしは今よりもっと私たちのために何ができるのかを考えて、出来るだけ行動に移したいという新たな決意のようなものも感じています。
誕生日おめでとう。
いつも本当にありがとう。
そしてこれからもどうぞよろしく。