ADHDが分かってからの波乱万丈

ADHDと診断されてからの事は、毎日本当に忙しく大変な日々に感じた。

ADHDが大変なんじゃない。

先生から処方される薬を、オーバードーズする旦那が現れた。

惜しくも自分が欲しがっていた薬は処方してもらえず

もらえたのはMGの少ないやさしい薬ばかり。

今まで大好きな薬を服用していた人が、いきなりドーズを下げられると

薬の効果を感じられなくなるのだろうか。

この時点で、処方箋役はADHDや鬱に対して使っているわけではなく

自分が少しでもハイになりたいから使っていることが分かった。

30日分の薬が1週間経ったくらいで無くなる。

無くなったから、再度先生に処方を頼むも再処方が早すぎると断られる。

でも薬なしで、次の処方日までは待てないから、旦那はストリートで薬を買う。

私は毎日毎日、旦那が返ってくると車の中を探しに行く。

時にはシートの下、時にはハンドルが繋がっているめっちゃ中

あるときはガソリンのドアを開けたところ、ある時はトランクのスペアタイヤの中

毎日毎日車の中を確認して、見つけるたびにトイレに流す。

それをされると怒り狂う旦那。

「いくらしたと思ってるんだ」

いくらするかわかるんなら買うんじゃねぇよ。というのが私の気持ち。

この時は、恥ずかしながら旦那の祖母の家にお世話になっていたのだけれど

祖母はお年寄りなので怪我を良くしていたり

70過ぎなのに鼻の形が気に食わないと鼻の整形をしていた。

その為、病院から痛み止めを処方されるのだが、こちらも旦那の大好物

ある日、3人で日曜の昼下がりにBBQをしようということになった。

私は祖母からBBQコンロの使い方を聞いて勉強していたのだが

さっきまでパティオに座っていた旦那がいなくなっている。

リビングにもいないなぁ、とキッチンへ向かうと

祖母の痛み止めをくすねている旦那を発見。

人のものを取るとは!ととっさに旦那の手から薬のケースを取ろうとするも

離さない!ん!粘るなおぬし!

手を離さないので股間を蹴ったところ、しっかりリリース。

そのまま祖母にお知らせ。

あんたの孫はあんたの痛み止めをくすねていた!と。

ここで、ADHDや鬱に処方される薬だけではなく

痛み止めも好きだということが分かった。

これからは痛み止めもオーバードーズの監視をしなければならないと思うと

なんだか疲れた。


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