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『堺事件/森鴎外』を読んで📚
お疲れ様です!
H川です。本日は花金ですね!!
私は森鴎外先生の堺事件をたった30頁に収めるそのご手腕に感服いたしました。
私は少しだけ事件のこと知ってましたが、この歴史的事実にツッコミの嵐をくらわしたい気持ちで一杯なのです。
一昨日、同じ森鷗外先生の『阿部一族』を読んでたので多少武士系の耐性はついてましたが、歴史の教科書もしくは国語の教科書の森鷗外先生のイメージからはちょっと想像し辛い作品かと思います。
(もちろん良い意味で)
ネタバレしない程度ですが、いくつかつっこみどころをピックアップしますと、
「時代というかもはや年号変わってますよ!!」
とか
「そらフランス人もびっくりするわな!」
とか
「そこは追いかけないんかい!」等々
もちろん本作は小説ですので、多少の先生の脚色は入っていると思いますけれど、精神的鎖国による文化の熟成結果とも言える価値観の同一視。。
個人の個を遥かに超越した疑いようのない精神的支柱が確実に存在してます。
日本をなぜ皇国と位置付けたのか。。
彼らが護ろうとしたものや、見事なまでの気持ちの切り替え。
天晴(あっぱれ)!
この言葉の使い方が合っている自信がなさすぎます笑
個人的には『阿部一族』よりも『堺事件』を映像化したいです!
おしまい。
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