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教員エッセイ「小学校教育コースの2年生、模擬授業、頑張っています!」(教員:岸田)
KGU教育学部では、2年生から、幼児教育コースと小学校教育コースとに分かれて学びを深めています。
小学校の教員免許を取得するための必修科目である「初等教科教育法」。全教科を2年生から履修していきますが、2年生の秋学期に行っているのが国語科です。子どもたちに確かな国語力をつけるための授業づくりについて学びますが、理論だけでなく、11月の下旬からは、3人組で模擬授業に取り組んでいます。
国語科の領域である「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の中から希望する領域を選んでグループを作り、さらに、3人で相談して、何年生のどの単元(教材)の模擬授業を行うかを決めます。指導案やワークシート、板書、発問など、考えることはたくさんありますが、いちばんは「言語活動」を何にするか、ということです。何の目的も必要感もなく、スピーチをしたり作文を書いたりする国語科はもう古い!先生が、登場人物の気持ちや筆者の伝えたいことを問うて、分かる子だけが答えて進む読み取りも、古すぎる!言語活動は、子どもが自ら課題解決的に主体的に学んでいくためのしかけです。そこを工夫するのが、先生の役割というわけです。
子どもたちがわくわくして取り組めるような魅力的な言語活動を考えたり、その活動をスムーズに行うために必要な具体的な支援を工夫したりと、2年生のみなさんが知恵やアイディアを出し合って行う模擬授業はとても楽しく、充実したものになりました。授業づくりを楽しみ、授業そのものを楽しむ、そんな2年生の姿に、将来、子どもとともに授業をつくっていく素敵な先生の姿を見たように思います。
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【本時:挿絵の順を考えることを通して、あらすじの大体を捉える力を育成する。】
自分のいちばん好きな場面を「おすすめカード」で紹介するというゴールを設定した「読むこと」の単元です。挿絵の順序を、子ども役の学生も真剣に考えています!協働的な学びが実現するように、授業者は、全てのグループの分の挿絵を準備しました。
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【本時:物語の基本的な組み立てに即して想像を膨らませながら、
文章の構成を考える力を育成する。】
各自が書いたオリジナルの1冊を集めてクラスで本屋さんを開くというゴールを設定した「書くこと」の単元です。物語の基本的な組み立てという知識を活用して考えたり、友達の考えを参考にして想像したりできるように、必要なことが一目で分かる板書を工夫しています。