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教員エッセイ「いかだプロジェクトについて紹介します」(教員:三谷)
いかだプロジェクト開始編。子どものように、学生も本気で遊び込む。三谷ゼミで大事にしていることの一つです。ひょんなことから、身近な廃材や素材を使って自分たちが乗れるいかだを作れるのか、ということが話題になり、3年ゼミ生は、ペットボトル(2ℓ)を集め始めます。目標80個!!本当に集まるの?本当にできるの?とにかく、身近な素材を使っての「いかだプロジェクト」のスタートです。ここ3カ月の様子をお伝えします。
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学内の皆さんの協力もあり、1か月以内には、無事に80個近くが集まります。集まったペットボトルをさぁ、どうするか。ペットボトルを集めつつ、いろいろアイデアを出し合い、いろんな実験を繰り返した結果、木枠をつくり、そこにはめ込んでいくことに。
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できた木枠にはめ込んでいくといい感じになっていきます。
この様子を見ていた先輩ゼミ生が、「本当に完成したら、僕が実験台として乗ってあげる」と名乗り出てくれる。俄然やる気になる3年ゼミ生!
果たしてこれは本当に浮くのだろうか?人は、乗れるのだろうか?とちょっと不安にも・・・。
そんなことお構いなしに、真剣に本気で取り組むゼミ生。
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いかだプロジェクト~素材や道具との対話編~ ノコギリの扱い方や、ヤスリでの微妙な調整もお手の物になってきました。木材によって浮く浮かない、加工のし易さが違うことを知り、素材や道具の扱い方への理解も深まり、さらには、ゼミメンバーそれぞれが得意なことが分かってきます。
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いかだプロジェクト~搬出と実験編~。完成したいかだを、近くの公園で浮かべてみることに。しかし、どうやって搬出する?そこまで考えていなかった・・・。なんとかギリギリでエレベーターに載せることができました。
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どうにか学外に運び出したイカダ。小さな台車に載せて、近所の公園へ。
大学周辺に、いろんな体験ができる自然環境があるのも、関東学院大学のいいところ。
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そんなわけで、身近なものを使っての「いかだプロジェクト」は大成功!!
一人の思いつきや「やってみたい」を、試行錯誤しながらみんなで実現していきました。
仮にうまくいかなかったとしても、その過程では、素材や道具と対話し、ゼミメンバーのよさや得意を再発見していくなど、多くの学びを得ていたように思います。
子どもの「やってみたい」「できるかな?」「なんでだろう?」という探究をともに探究する、
そんな姿勢を大事にしていきたいと、ゼミメンバーで再確認しました。
さぁ、次は、どんなプロジェクトが生まれるのかな・・・。(三谷 大紀)