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とあるプロダクトデザイナーの2023年のふりかえりと2024年でやりたいこと。

こぎそです。今年もお世話になりました。
今回は2023年の活動報告やふりかえり、2024年は何に注力してやっていくかを述べていく。なお、2024年の自分に向けたふりかえりでもあるので少しメタな箇所もあるかもしれないがご容赦いただきたい。
去年のふりかえりについては2022年のふりかえりと2023年を参照してほしい。

2023年についてふりかえる

今年2023年に立てた抱負のひとつに「交流」をやっていきたいことを挙げていたが、この点はだいぶやれた…と思う。まず、2023年は単純な飲み会だけで数えて100回はできた。飲み会はあくまで飲み会だが100という大台を超えられたのは人生において初めてだったので、ある種やりきった感はある。

イベントに「参加する側」から「主催する側」へ

主催イベントを複数回開催できたことも個人的には大きい出来事だった。
まず「食」をテーマとした集まり「あつまれデザイナ&エンジニア」始めてみた。きっかけは「肉」を人を集めてワイワイ食べてみたかったことと、食のモチベーションの高い@to__kairinと知り合って話した中で、色々美味しいご飯を食べるイベントができるのでは…と考えて開催したのが始まり。
これは数回で終わると思ったが、2023年で計4回、コンセプトもそれぞれ変えた楽しいイベントが続けられている。楽しいは大事。

本業のSmartHRでは、お酒の席で偶然@mkt8530@saladdaysと意気投合して盛り上がった結果、DMMとnote社合同で生成AIにまつわるミートアップを開催することができた。本業且つ、各社を巻き込んでイベントを開催できたのはある種の自信にもなったし、会社の認知度貢献にもある程度つながった…と信じたい。

この流れに乗ったわけではないが、10月には本格的なテックイベント「Product Design Meetup」を開催することになった。

開催動機は企業それぞれではなく、各社各人が集まって「プロダクトデザイン」にまつわるナレッジを紹介し合うことができないかを試してみたかったことがある。X(旧:Twitter)でポストしてから勢いで開催までこぎつけたが、各人に登壇・発表していただいた内容はどれも素敵で最高だった。
また、有料イベントだったが100名の枠は満席、当日の欠席率は5%以下ととてもよい数字を残せた。
個人主催で(且つ有料で)このクオリティのイベントが開催できたのは、ある種の自信につながったと思う。

リクルートのオフィスをお借りして開催したミートアップ

これらどれのイベントも、手伝っていただいたスタッフや参加者があってこそだった。ほんとうに頭が上がらない、ありがとうございます。

「交流」が「仕事」に

これらの活動の中である種一番のめぐりあわせだったのが、イベント企画が仕事になることだった。

現在Alogmaticという会社で副業として働いているが2つの顔を持っている。ひとつが「シゴラクAI」というプロダクトのフロントエンドエンジニア、もうひとつがAlgomaticの主にデザイナーに向けたコミュニティイベントの開催・企画担当の仕事だ。
生成AIのリーディングカンパニーを目指すAlogmaticは、現状採用や認知度向上を重要なイシューと考えており、イベントやコミュニティ企画を頻繁に実施している。その流れでCXOの@ktkndさんにイベント主催をやっているときにお声がけを頂いた。

2023年は結果的にイベント企画担当として大型イベント2つに携わらせていただいた。どちらも大入りとなり、リファラルも獲得したと聞いているので「成功」した…ものと信じたい、ありがたい、ありがたい。

イベント以外の活動

イベント以外にも人と多く交流する機会を得た。個人的に継続できてよかったことが3つあるので取り上げる。

ポッドキャスト

ひとつめが@hilokiと2023年2月から始めたポッドキャスト「YOWATARI RADIO」。業界のデザイナー、デザインに関わる方々をポッドキャストのゲストとしてお呼びして、これまでのキャリアを語ってもらうラジオだが、継続は力なりの精神で年内11回収録ができた。試行錯誤も多いが、個人的にとても楽しいので来年も引き続き続けていきたいコンテンツだ。

連載記事・発信

ふたつめが発信もろもろ。2023年は縁があって様々な発信をさせてもらった。まず最初にオンライン講座の作成をする機会を得た。HTMLコーディングをテーマに講座を作らせてもらったが、これが相当に大変だった。自分で操作動画を撮影して収録もする仕組みだが、収録になれなさすぎた結果、最後3週間は本当に憔悴していた。どんな仕事よりもキツかったので動画配信を継続されている方は本当にすごいと思い知らされた。

ウェブメディアにも連載記事を何本か持たせてもらった。生成AIに付いてのテーマや、日々のデザインについて考えていることを発信したり、飲み会でおすすめする店紹介だったりと…とにかく自分の持っているインプットを全部アウトプットに変えて出した格好になる。
2023年は1ヶ月2本、合計10本以上の記事が出せたので人間締切があれば死ぬ気で動くんだなぁと気づけた。なお、締め切りを延ばしてくださった編集の方々には頭が上がらなくはなっている、ありがとうございました。

「パ活」

最後に、これは特にイベントやフレームワークは一切ないがパフェ活動、通称「パ活」だろうか。名前のキャッチーさ?も含めて気に入ってる活動で、単にパフェ(夜パフェが多い)を有志で食べに行くイベントだ。美味しいものは国境をこえるというが、結果的にイツメン含めて、色んな人とパフェ活ができてとても楽しかった。

2023年でわかったこと

年末のポッドキャストでさらっと語ったが、これまで自分は器用貧乏で特に自信をもてるようなスキルや実績もなく、やれることをなんでもやってきたことだけが自信だった。ジェネラリストあるあるだと思うが、持っているスキルは藁のように軽く、吹けば飛んでしまうんじゃないか…などと不安に思うことがよくある。

しかし、今年は「交流」というテーマを持って多くの活動ができ、最初の一歩としてだがポッドキャストや主催イベントなど、自らコンテンツも生み出すことができた。
これらを実施して改めて良かったことは「誰かを巻き込んで何かをす実現することが好きで、それが得意なのでは?」と気づけたことが大きい。

人との交流を通してそうした事に気づけたことは本当に「やってよかった」と思っている。そしてそれらが「楽しい」と思えたから続けられたんだと思う。改めて本当に周りの皆さんには感謝しかない(n回目)

2024年はどうするか?

「交流」にテーマを持って行動する

2023年はある種の自信を得ることができた年だったが、まだ1年だけしか本格的にやってきていないので、これが「本物」かどうかはまだ確信がない。2024年はこの熱量を形に変える行動が本当に得意なのかどうかを検証する年にしたい。継続できるコミュニティづくりと新たな活動をしてみたい気持ちがある。また、これまでは目的も強く持たず、瞬発力で開催したイベントが多かったが、多くのイベント・交流を通してやってみたいテーマがひとつできたので、このテーマを目的として活動をしてみたい。

ありがたいことに、イベントについてはいくつか開催が決まっており、マネーフォーワードさまの協力により「お金のミートアップ(仮)」の開催を2024年2月に予定していたり、「あつまれデザイナ&エンジニア」も少し違った形での開催も確定できそうだったり、ポッドキャストのリアル収録イベントも決まっていたり…とすでに楽しみなことが多く待っている。これらをまずは形にできるよう注力したい。

インプットを増やす

2023年は自分の知識が枯渇するほどにはアウトプットを出したが、そろそろインプットが枯渇しそうな危機感がある。インプットがなければアウトプットも難しい。2024年はアウトプットの時間を少し削り、インプットに割く時間を増やしていきたい、まずは積んだ本も大量にあるので年末は消化にあてることにする。
ちなみに去年目標の一つに掲げていた「英語学習」というインプットについてはダメダメな結果に終わったので、強制的にやる時間を増やすのか、何かしらのモチベーションに繋がるインプットができないかを検討している。これは2024年はどうなるのかは本当にわかっていない…。

仕事を見つめ直す

本業がSmartHRのプロダクトデザイナーであることを忘れるぐらい、個人としての活動に注力した…ように見えているかと思うが、実際はちゃんと本業もやってる、やってるんです。最高のプロダクトを届けていくために必要なインプットは引き続きやっていきたい。

本業のアウトプットができなかったのはその分個人活動に割いた…という背景(言い訳)もあるが、今年後半はアウトプットとして世に公開できない仕事に従事していたことも実は大きい。幸いなことに来年にはいくつか日の目を見せられる施策や成果もありそうで、それをキーとして色々露出を増やしていきたい…と考えている。

また、「プロダクトをつくること」は常に好きだし好きでいたいと思っているが、それに加えて「人と人との場を作る、繋ぐ」ことも好きなことが気づけたことも大きいので、それを本格的に仕事に繋げられないかも検証していきたい気持ちができた。来年もやりたいことができてワクワクしている。

来年もよろしくお願いします

いろいろ大盛りなふりかえりと目標を立てたが、来年もこだわりつつも執着せず、いろいろなことにチャレンジし、どうにか生きて行きたい気持ちです。

関わってくれた皆さま、来年も変わらずよろしくお願いします。それではまた2024年で👋

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