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過敏性腸症候群(IBS)の生活改善指導
過敏性腸症候群(IBS)の治療では、下痢型、便秘型、または混合型に関わらず、基本的な食事指導や生活習慣の改善指導が行われます。IBSは、脳と腸の関係、つまり心理的ストレスが症状の発症や悪化に関与することがわかっています。外部の要因に応じて適切な対処が必要ですが、自身の生活習慣を見直し、規則正しい生活や適切な睡眠を心がけることで、予防効果が期待できます。
特に、食事の正常化が腸の働きを整える上で非常に重要です。1日3食を決まった時間にしっかり摂ることがポイントです。まずは、何を食べても構いませんので、朝食を摂る習慣を身につけましょう。野菜や食物繊維を積極的に摂取することが良い影響をもたらします。特に便秘型の場合、食事を十分に摂取していないために便が出ないという若い世代の人が多いことに注意が必要です。特に朝食を抜くことが便秘の原因となることが少なくありません。食事のバランスや食事の時間を整えるだけでも、症状がかなり改善されます。
アルコールを過剰に摂取すると、消化液の正しい分泌を阻害してしまい、その結果、下痢や便秘の原因となる可能性があります。そのため、アルコールはできるだけ控えることが望ましいです。また、運動不足の場合、週に1~2回程度から始められるウォーキングなどの運動を取り入れてみることをおすすめします。適度な運動は体を健康に保つだけでなく、食事や睡眠の質を向上させるのにも役立つことがあります。