日向坂46のドキュメンタリー映画から「筋肉を付けるメンタリティー」を学んだ
つい先日、日向坂46のドキュメンタリー映画「希望と絶望」を見てきました。
一言で表すのであれば「メッチャ頑張ってるやん、半端ねえ」
表で笑顔を振りまいているアイドルらしい明るい場面ばかりを見てきたので、ドキュメンタリー映画ならではの暗い描写はある意味新鮮でしたね。
アイドル業って想像以上に過酷で一般人では考えられないプレッシャーや不安と戦っていると思います。
映画に映されている過酷な場面なんて、ほんの一部分でしかなく、もっと大変な思いをしているかもしれないし、もっと楽しい思いをしているかもしれない。
真実はわかりませんが、今回の映画の内容だけを見れば、一般人の私たちには考えられもしない悩みや不安と戦っていることは容易に想像できます。
そんな日向坂46の映画を見て、今後の自分に活かせる学びを思いついたので独断と偏見でまとめていきたいと思います。
才能ある子達があんなに頑張っている現実
日向坂46の子達がもしスポーツ選手だったら、とんでもないレベルの集団になっていると思います。
なぜなら、才能に溢れた女の子達が求められるレベルが高い環境で日々過ごすことによって通常では考えられない圧倒的な経験値で成長していけるから。
日向坂46に加入できるような女の子は努力ではどうにもならない才能を持った選ばれし女の子達だと思います。
調べた所、大体3万人から選ばれた女の子達らしいです。
とんでもない倍率のオーディションですよね。
素人考えですが、アイドルに求められるのは第一にビジュアルであり、こればかりは努力でどうしようもならない要素だと思います。
そんな才能に恵まれた女の子達が、世間の注目を浴びるグループに加入し、多くのことを求められる環境で成長していく。
そこには、一般人では計り知れないプレッシャーや期待があると思います。
でも、そんな現実に対しても逃げずに立ち向かいボロボロになりながらも挑戦していく姿が映画に映し出されているわけです。
・ライブのパフォーマンスについて厳しい指摘を受ける
・多忙による疲労でリハーサル中に何人も倒れる
・ハードスケジュールでメンタルがやられ泣きじゃくる
日向坂の子達だけでなく、彼女達を支えるスタッフや振付師も良いものをファンに提供して利益を生み出していくために必死なので求めるレベルも必然的に高くなっていきます。
そんな求められるレベルが高い彼女達、俺みたいな一般人でなにもプレッシャーや不安と戦っておらず、のほほんと暮らしているような人間とはまるで人としての深さが違うでしょう。
才能を持った女の子達が過酷な環境で日々成長しているわけですから、勝てるわけがないですよね。
例えると、草野球のおっちゃんが大谷翔平に選手としてのレベルで勝とうとしているくらいの圧倒的な差です。
大谷翔平は恵まれた才能にくわえて、メジャーリーグという世界最高峰の環境で自分を磨き日々レベルアップを続けている。
草野球のおっちゃんは土日に楽しくワイワイ仲間と野球をエンジョイするだけ。
おっちゃんが「大谷翔平に野球で勝ちたい!あいつよりもレベルの高い野球選手になりたい!」とメチャクチャ強く願っても絶対無理ですよね。
何が言いたいかって、もちろん才能も大事ですが、環境もメッチャ大事なんですよね。
よく言うじゃないですか「自分を変えたければ、時間の使い方や環境を変えなさい」と。
日向坂46はアスリートではなくアイドルですから、彼女達との能力差を推し量ることはできませんが、我々のような一般人が才能と環境に恵まれた彼女達に立ち向かうためにはどうすれば良いのか?
そこで大切になってくるのが、目標設定だと思います。
才能も環境もない奴は目標設定を明確にして
自分を律する必要がある
基本的に人間は怠け者です。
なにもすることがなく、なにかをする必要も感じていなければYouTubeやインスタを開いて時間を消費してしまう自分に弱い動物です。
だからこそ求められる環境が必要になってきます。
日向坂46の女の子達も私たちと同じ弱い人間ですが、高いレベルを求められる環境にいるからこそ意識が高くなり、強いプレッシャーと戦っているでしょう。
逃げられない、やるしかない環境に立ち向かうことで圧倒的な経験値を積み、成長をしているわけです。
でも、一般的な環境にいる私達にはそれがない。
自分の裁量で行動を選択できるため、なにか目標があっても楽な方向に流れて行ってしまい、なにも成長できず結果を残すこともできない。
そこで大切になってくるのが、明確な目標設定です。
期限付きの具体的な目標を定めることによって、一日単位でやらなければならないことを明確にしていくことで正しい行動を選択していける。
抽象的な目標や望んでもいない目標設定をしても意味がありません。
自分の欲望に忠実な明確な目標設定をすることで、実際の行動に反映し、高いレベルの積み重ねをしていけるでしょう。
もしかしたら日向坂の中にはそこまで明確な目標を持っておらず、なんとなく過ごしている子もいるかもしれない。
でも、求められるレベルが高い環境にいるから、自然とそこに適応しようとすることで自身のレベルを上げていけると思うんですよね。
その環境がない私達は、自分がホントに求める明確な目標設定をし、そこに向けた最適な行動を日々選択し続けるしかないんです。
例えば、ボディビルダーなんてのは基本的に一人で行動を選択し、競技で結果を残していくための取り組みをしていると思います。
日向坂のように数え切れないファンの期待に応える必要もなければ、高いレベルのパフォーマンスを求められることもありません。
でも、結果を残したければ自分を律して楽な方向に流れていかずに行動していく必要があります。
高いレベルを求められる環境が無く、厳しい言葉をかけてくれるメンターもおらず曖昧な目標設定に基づいて行動していたら確実に楽な方向に流れていってしまうのが人間です。
だからこそ期限付きの明確な目標設定を設けて、そこに向けて日々の行動を良いものにしていく必要があるんですよね。
そんな積み重ねで結果を残すことができれば、さらに上のレベルにいくことができると思います。
高いレベルでの悔しい経験
なにもない人間が自身の欲望に基づいた明確な目標設定だけで継続的にステップアップしていくのは難しいでしょう。
なぜなら、レベルが高くなればなるほど才能や環境が整っているワンランク上の人間が現れてくるから。
ですが、その人間達と勝負をして負けた経験をすることによって、さらに強い欲望に沿った明確な目標設定が作られると思います。
・高三の夏に注目をされながらも県予選敗退し甲子園出場を逃した大谷翔平
・高二の夏に自身の暴投によりサヨナラ負けを喫した松坂大輔
・当初はそこまで期待をされておらずドラフト4位で入団したイチロー
このように、偉業を成し遂げてきているスーパースター達でさえ悔しい経験をバネにして成長してきています。
高いレベルでの負けた経験や悔しさが、自分をさらに高いレベルへ引っ張っていってくれる材料となるわけですね。
だからこそ、まずはレベルの高い人達と戦えるステージに立つために必要な取り組みをしていくことが最低限やるべきことなんでしょう。
悔しい経験や負けた経験ってのが、これからの自分を変えてくれる重要な素材であり、環境になるってわけです。
求められる環境や厳しい声をかけてくれる人がいなくても、自身が体験したかけがえのない経験が自分を律してくれる最高の環境となる。
日向坂のように生まれ持った才能や高いレベルを求められる環境が無い一般人が成長していくためには、明確な目標設定をし、達成に向けた日々の行動を最適化し続ける必要がありますね。
「日向坂の子は可愛いから」
「あいつは才能があって恵まれているから」
そんな愚痴をこぼしつつ、自分が頑張らない要因を探して楽な方向に流れたがるのが人間だと思います。
でも、成し遂げたいなにかがあるのであれば、弱い自分に鞭を打って自分を律して有意義な積み重ねをしていく必要がある。
そんなことを考えさせられたドキュメンタリー映画でしたね。
あとがき
芸能人って同じ芸能人同士で結婚する確率が高いじゃないですか。
あれって、単純にビジュアルとか知名度とか人間的な魅力があるからだけじゃなくて、結局同じような経験をしてきた人間じゃないと分かり合えないからだと思うんですよね。
一般人と芸能人では住んでる世界も違うし、経験してきたことやそれに伴って芽生えた考え方とかがまるで違うわけですから、気が合うはずもありません。
なにがいいとか悪いとかじゃなくて、魅力的な人と交流をしたいのであれば、まずは自分の市場価値を高めていくことが大事なのではないでしょうか。
人間って、基本的に成長をしていきたいと考える生き物だと思いますし、市場価値が高くて損はしませんからね。
でも市場価値を高めていくにはそれだけの労力やコストをかけていく必要があります。
うだうだ考えて時間だけが過ぎてしまえば、そんな向上心も消えてしまう。
やはり自分の欲望に沿った明確な目標設定をチョイスし、毎日積み重ねていくしかないのでしょう。
いやー、マジで学ぶことの多い映画でしたわ。