【どんどん】企業の脱炭素目標撤回【続く】

また出ました。
忘れないようにメモしておきます。

フィンエアーは、カーボンニュートラル達成の長期目標を延期し、これまでの2045年という野心ではなく、2050年を期限とした。

フィンエアーのトゥルッカ・クーシストCEOは、2033年までの10年間で単位排出量を約3分の1(34.5%)削減するという航空会社の短期計画がSBTiによって承認されたことを強調している。これは絶対排出量の約13%削減に相当する。

SBTiは、航空会社に対し、炭素クレジットや排出量取引を利用するのではなく、自社の業務を脱炭素化することを義務付けている。

あれ?先日のニュージーランド航空の件もだけど、SBTiって原単位目標でも認めてくれるのか。絶対量13%削減ではパリ協定の1.5℃目標にも2℃目標にも合致していないのでは?

以前からずっと科学的根拠に関する杜撰さを指摘されており、また今年春にはスコープ3ガイドラインにおける炭素クレジット利用を巡って理事会と従業員が内紛を起こしてカーボンオフセットを認める・認めないというリリースを何度も出し直したり・・・、やはりいい加減な組織。日本企業がありがたがって申請するような相手ではありません。

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これから、企業の脱炭素目標撤回がどんどん出てきます。日本企業ではどこが最初に手を挙げるのか、楽しみです。

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