Wiiを生み出す『コンセプトのつくりかた』
読書感想文です。
『コンセプトのつくりかた「つくる」を考える方法』玉樹真一郎
Wiiを作った作者。
(ここの作るは、物理的に作るのでなく概念を作ること)
この本が教えてくれた一番大事なことは
『コンセプトは、世界を良くする方法』
ということ。
○人気ゲーム機を創って世界にゲームを広げるのではなく。
○何百万台も売れるゲーム機を創って利益を上げるでもなく。
○超有名なゲームを創り伝説を創り自分の名をあげるでもなく。
コンセプトを考えるときには、「世界を少しでも良くするにはどのような製品が生み出されるべきなのか」を考えなければならない。
そうしなければ、世界の半分を手に入れようとしたドラクエの勇者のようにゲームオーバー――――全く売れない製品・サービスの開発をすることになる。
非常に心に響く書籍でした。
民間企業に務める社会人として、全ての社会人に読んでほしい書籍です。
特に、顧客不在と言われる日本製品を変えるにはこの観点からの商品開発が必要なのではないかと考えさせられます。
私自身、自分のために商品・サービスを扱っていないかを振り返るきっかけとなりました。
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