今日の気分と感情の端書き
幸せな楽しい時間を過ごした翌日に、
ふと、消え去ってしまいたいという感情に行き着く事がある。
その日の思い出と感動と多幸感が頭の中で
混ざりに混ざった結果、どうしてか、
どうしても消えてしまいたくなるのだ。
どういうメカニズムか未だに分からない。
多幸感のメーターが振り切れてしまい、
誤ってマイナスを出力しているのか。
歳を重ねるとその感覚に少し慣れた気もするが、その瞬間の孤独感にはまだ慣れない。
私の周囲が拡散され、分配されていく
大雨のように 鼻唄のように
夜の散歩と睡眠だけが、それを止める唯一で
それ以外はあまりできない。
日記を取り出して、楽しかった昨日のことを
書き終わった後、その下に
「花に嵐の例えもあるぞ
さよならだけが人生だ」 ※
と書いた。少し落ち着いた。
一度会うたびにさよならをする。
それはもう万物の摂理であり、素粒子から
惑星、宇宙まで同じ運命にある。
ああ、なんだそれなら仕方ないかと思って
ゆっくり布団に入り、夕方まで眠った。
※ (于武陵「勧酒」より)