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人材教育で避けるべきこと3選

こんにちは、keyです。
急に環境が変わり、約2年ぶりのnoteになってしまいました。

この間の経験も、きっとこれから投稿していくことになる社会人教育の記事に貢献してくれる事でしょう。

これを読んでくださる皆さんに、少しでも役立つ情報発信ができれば良いなと願いつつ地道に取り組んでいきますね。

さて早速本題。

今回のタイトルが気になって来られた方は、こんな方ではありませんか?

現場から「研修やってくれ」と言われている

製品について一通りスライドで説明したけど頭に入ったか不安

2日ぐらいかけて教育研修をしたのに効果がない(良くわからない)


会社で新卒の教育研修を任された方や、営業部社員へ製品教育をする事になった方、これまでに何らかの形で自社の社員教育に携わったことのある方であれば、必ずと言っていい程ぶち当たる事柄です。

そんな皆さんにこそ気を付けて頂きたいのが、今回のテーマ「人材教育で避けるべきこと3選」です。

結論

以下の3つを避けましょう!

① 取り敢えず研修する

② やりっぱなし(研修して終わり)

③ する理由を説明しない


え?結構単純だなって思いました?

つか当たり前じゃん!と思ったあなたはきっと良い社会人トレーナーになれますよ!

それぞれの理由についてこれからご説明しますね。

避けるべき理由

まず1つ目。「① 取り敢えず研修する」


これは端的に言うと、

教育する方法は研修だけじゃないから

です。そもそものお話なのですが、人材育成や教育を研修だけで果たす理由も果たせる根拠も無いはずです。

でも、どうにも日本の企業は、新人にはマナー研修、知識が足りなければテキストやパワーポイントで講義研修、働き盛りはビジネススキルを磨くためにスキル研修、と研修大好きちゃんが多いのです。
実際、自分の会社もかつてはそうでした。

日本は良くも悪くも社会人になるまでの公教育が手厚く制度がしっかりしているためか、教育ときくと皆揃って座学というイメージが強いです。
「教育」=「研修」という単純化された思考展開で、つい教育をさせたい側も
教育をする側も
更には教育される側も
「何か研修やって(やろう)」って考えがちです。

研修は単なる教育のための一手法であり、教育の本質ではありません。

今回解説はしませんが、OJT(現場での業務を通じた学び)など研修以外にも社会人教育のための手段はいくつもあります。

これをまず押さえておきましょう。

これと分かりやすく繋がるのが

2つ目「② やりっぱなし(研修して終わり)」です。


ここはさらっと書いちゃいますが、
目的が達成されたかどうかが大事だから です。

教育をするからには、何らかの目的や理由があるはずですよね?
なのに、その目的が果たされたのかどうか、
確認しないなんてあり得ない
訳です。
普通は確認しますよね?気になりますよね?

例えば家族に「晩御飯の材料買ってきて~」って
お買い物を頼んだとき。

頼まれた人がお買い物から帰ってきたら、
目的のものを買ってきてくれたか確認しますよね?
スーパーに売り切れてたものなかった?とか聞きますよね?
帰ってきたのに買い物袋も見せずにリビングでくつろぎ始めたら
「買い物どうだったの?」って気になりますよね?

でもでも、社会人教育の現場では、
やりっぱなしの研修って意外と多いんですよ。

教育担当者も、研修テーマの決定や、内容の企画(講師の選定や予算計上)、対象者・関係部署への連絡や会場手配など、
実施までのタスクが多くなるために終わったらホッとします。
そうした状況から結果的に、教育によって望む学習成果が得られたのか?という目的より、研修を行うという手段に意識が向き、
実施する事や無事終了までこぎつけるかという事に拘ってしまう(「手段の目的化」に陥ってしまう)んです。

だからやりっぱなしではなく、成果を確認しようねって事です。


そして3つ目。「③ する理由を説明しない」について

これは簡単。
大人は理由がないと学習しないからです。

子どもの頃は、学校や塾に行って勉強(学習)していた方も多いですよね。
彼らは親から学校に行くよう送り出され、学校では先生が色んな事を教えてくれる。
ある日塾に行けと言われて学校終わりに塾に行ってそこでも勉強を教えてもらう。
小さい子供のころって、そうして学ぶことに疑問を持ちませんでしたよね?
極端な話、「なぜ学ぶのか?」なんて考えず、ただただ勉強していませんでしたか?(私は勉強するのが楽しかったのでそんな感じでした)
子供は理由や目的がなくとも学びます
(楽しんだり友達と何かをするという事に、その子なりの理由や目的を無自覚にも見出しているのかもしれませんが)。

でも大人は違います。業務で必要な知識や情報だから学ぶ、
自分の評価に関わるから学ぶ訳ですよね?
業務で使うこともないような知識や
働いている業界に関係がない情報であれば、学ぶ気も起ませんし
教えられたとしても積極的に学ぼうとは思わないでしょう。
裏を返せば、社会人は学ぶ理由がなければそもそも学ぼうとは思わないのです。

ですから、社会人教育では対象者に
なぜこれを学ぶ必要があるのか?どんなメリットがあるのか?という
「この教育が自分にとって重要である」事を理解させる必要があるのです。

これも、当たり前のようで、意外と適当になっているケース多いんですよ。

まとめ

人材教育で避けたい事3選はこちら。

① 取り敢えず研修

② やりっぱなし(研修して終わり)

③ する理由を説明しない


それぞれの理由はこちら

① 教育の方法は研修だけじゃないから

② 目的が達成されたかどうかが大事だから

③ 大人は理由がないと学習しないから


会社やある組織の教育担当者として社会人の教育に携わるみなさんにとって
役立つ情報を発信していきたいと思います。

それではまた、みなさま素敵な一日をお過ごしください!

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