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記事一覧
休む技術【bookノートB】
「昔は3人でやっていた仕事を、今は2人でやらされる」
「リストラの影響や心身の病によって休んでしまった同僚のぶんの仕事もカバーしなければならない」
というケースが後を絶たないそうだ。
上手に手抜きをする、サボる作法は厳しい今後の日本社会を生きていくうえでは欠かせないスキルだ。
サボると聞いてネガティブな印象を持つ人も多いかもしれない。
しかし、「成果を上げる者は仕事からスタートしない。時
メモの魔力【bookノートB】
著者は毎日、大量のメモをとる。
クリエイティブな思考や自分にしかできないような思考など、より本質的なことに時間を割くためだ。
過去のミーティングで議論した内容や参加者、打ち合わせ日時などといった情報自体は単なる「ファクト (事実) 」だ。
一方で、そのファクトから何が言えるのか、
そこからどうアクションするのかを考えるのがクリエイティビティである。
著者は、過去のファクトを思い出すことに
一日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法【bookノートB】
20世紀は、知識が豊富であることが頭の良い人の定義だったが、21世紀は違う。
思考力、想像力こそが求められているのだ。
「考える」こととは、
「概念の海に意識を漂わせ、情報と知識を分離・結合させ、整理する行為」。
この行為においては、メタ思考が大切になる。
メタ思考とは、物事の上位概念 (メタ) を考えて本質に迫り、
再度具体的な各論に落とす思考のことである。
そのようにして「考える
「わか者、ばか者、よそ者」はいちばん役に立つ【bookノートB】
AIが現在のようにブームになったのは、2015年ごろからだ。
それまでもAIのブームは何回か起こっていたが、どれも比較的小規模なものに終わった。
しかし今回は違う。
2000年にビッグデータが、2010年にはディープラーニングが実用に堪えるレベルになり、すでにさまざまな形でAIが社会に浸透している。
AIの発達は、私たちの雇用にも大きく影響をおよぼすと見られている。
しかし、たとえAI時
君たちに武器を配りたい【bookノートB】
日本ではいまだに「勉強して努力をすればかならず幸せになれる」という考えが、メディアを通して流布されている。
しかし現実として、勉強 (努力)と収入はかならずしも比例しない。
とくに重要なのが、「コモディティにならない」という視点だ。
経済学においてコモディティとは、「スペックが明確に定義できるもの」のことを指し、
市場に出回っている商品が個性を失い、
消費者から見たときに個性が感じられな
伝わるしくみ【bookノートB】
コミュニケーションの原理原則は、「受け手がすべてを決める」
しかも、言葉は常に送り手の「欲望」を発しているという事実に、私たちは気づかなければならない。
言葉はすべて提案や欲望の発露である。
それが伝わるかどうかはすべて受け手次第だ。
送り手は受け手の尺度で考え、受け手にとってのベネフィットを伝える必要がある。
そうすれば、送り手の希望する方向に受け手を動かせるようになる。
相手に言い
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?【bookノートB】
企業のトップに立つようなグローバル企業の幹部候補、いわゆる「エリート」が美術館へ足を運び、アート鑑賞プログラムに参加することが近年増えている。
「エリート」とは、世界でもっとも難易度の高い問題解決を担っている人々のことだ。
彼らはいま、論理的・理性的スキルに加えて、直感的・感性的スキルの獲得を期待されている。
「分析」「論理」「理性」に軸足を置いた「サイエンス重視の意思決定」では、現在の複雑
なぜ、この人と話をすると楽になるのか【bookノートB】
コミュニケーションは「ゲーム」である。
練習して技術を身につければ、誰でもコミュニケーション能力を向上させることができる。
人は、相手が自分のことに興味を持って質問し、話した内容に対して驚いたり笑ったりしてくれるとき「この人と話をすると楽になる」と感じる。
誰でも一度は「いま、会話に困るなあ」という状況を経験したことがあるのではないだろうか。
たとえば、エレベータの中。
無理やり話しかけ
インターネットが普及したら、ぼくたちは原始人にもどっちゃった【bookノートB】
インターネットの普及により、世界がつながって、誰もが場所も時間も飛び越えられるようになった。
しかし一方で、人々は、スマートフォンを持ち、SNSを利用しつつ、コンパクトなコミュニティをつくっている。
いわば、顔が見える範囲で人とつきあう原始時代の人たちのように。
なぜそうした状況が生まれたのだろうか。
誰でも情報を発信できるようになったことで、人々の個人的なコミュニケーションは「メディア的
イシューからはじめよ【bookノートB】
実は、世の中で問題だと言われているもの、調べてみようと思うことの大多数は、今、答えを出す必要がないものだ。
そうした「なんちゃってイシュー」に惑わされないことが大切だ。
ある飲料ブランドが長期的に低迷しており、全社で立て直しを検討しているとする。
ここでよくあるイシューは「〈今のブランドで戦い続けるべきか〉もしくは〈新ブランドにリニューアルすべきか〉」というものだ。
だが、この場合、まずは
人生ドラクエ化マニュアル【bookノートB】
多くの人にとってドラクエは現実逃避の楽しみとして存在する。
でも、それならば、現実の人生をこそドラクエ化してしまえばいいのではないか。
人生というゲームにおいては、選択できるコマンドはドラクエよりはるかに幅広く多数にわたっている。
全ての体験はリアルで、死ぬときは本当に死んでしまう。
ポーズボタンはないので、時間もどんどん進む。
人生はドラクエの何万倍も面白いゲームに変えることができるの
ライフハック大全【bookノートB】
ライフハックとは、楽しい生活を送ることなどを目的とし、自分の人生を使ってさまざまな実験を行うことだ。
人生を変えたいと思ったとき、最も速い方法が、「時間の使い方を変える」ことだ。
仕事の仕方でも余暇の過ごし方でもよいので、時間の使い方を極端な方向に振ってみよう。
たとえば、テレビ視聴に使っていた時間をすべて「あるジャンルの古今東西の映画の視聴に使う」といったことでもよい。
平均的な時間の使
プリンセス・マーケティング【bookノートB】
人の気持ちを動かすためによく用いられる手法に「ストーリー」がある。
物語の中で「潜在的に抱えている問題」を自覚し、自然に、商品やサービスを「欲しい」気持ちになってもらうのだ。
ストーリーには、その人が持っている「前提」を書き換える力がある。
ただし、女性と男性では心を動かされるストーリーが異なる。
男性が心を動かされるのは、「ヒーロー物語」だ。
平凡な主人公が仲間とともに試練をくぐり抜け
GRIT やり抜く力を手に入れる【bookノートB】
「グリット」とは、「長期的な目標を追求する情熱と粘り強さ」のことである。
現代は実にネガティブな情報と不安が蔓延した時代である。
自分が本当に望んでいる目標を設定し、困難にぶつかっても最後まであきらめない。
こうした姿勢を学ぶことが難しくなり、幸福で有意義な人生を送るための手法を、誰しもが必要としている。
どうすれば人生に情熱を見出し、どうすればそれをあきらめずに最後までやり抜くことができ