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エッセイ)成人式って1月15日じゃなくなったんすね。

今更な話なんですけど、成人式って1月15日じゃなくて、1月の第2月曜日なんですね。
2000年からハッピーマンデー法の関係でこういう風に変わったらしいです。

自分は今年42歳になる早生まれなんで、最後の1月15日に成人式をやった世代なんです。
成人式を迎えた時に市長とかがきて祝辞を述べつつ『今日からは大人の仲間入りを…明るい未来に…』的な話をされたんですけど、あんまりピンとこなくて…。
成人になったから外で堂々とお酒を飲めるなぁ位にしか思ってませんでした。

成人の日に本気で今日から『大人』になる訳だから、気持ちを新たにしっかりとしないとって思って、それを実行出来た人ってどれくらいいるんでしょうね。

そもそも大人になるってなんなんでしょう。
“自分の生き方に責任を持ってどうたら”なんて話もあるんでしょうけど、そもそも全ての過去が今の自分を作っているわけで、責任なんて持とうと意識するしない、望む望まないは関係なく、生まれてすぐからのしかかってるんですよね。

40歳を超えた自分が『大人』になれているかと問われたら、自信を持って大人になれているとは言えません。
成人式から20年以上も経過しているけれど、疲れが抜けなくなったなぁとか、何事にもアクティブに動けなくなったなぁとけはしたものの、人として成長しているかと言うと、あの頃とあんまり変わってないなぁって感じです。
それでも色々と経験したおがげで、何かとずるくなったし、にぶくなって、良くも悪くも生きやすくはなっていると思うんですけど…。

今日、成人式を迎える新成人の皆様には、色んな大人が何かと立派なアドバイスをされると思うんです。だけど、それらは大抵が理想論で、殆どの大人がそういう風には生きられてないから、そんなに鵜呑みにして気負わなくても大丈夫ですよ。
中には本当に立派な方もいて、素晴らしい志ざしを持って生きている人もいるとは思いますけど…。

こんな風に書いてる時点で、決して立派な大人じゃない自分が、アドバイスなんて烏滸おこがましい話ではあるんですけど、おじさんは何かと語りだがるんで、一言だけ言わせて下さい。

『人生は一回しかないから、悩んだらより楽しいと思える方を選択して下さい。そして、何が自分にとって楽しいのかを一生をかけて探して下さい。楽しいと感じる事は、その場その時で変わってしまうと思いますけど、それでも常に楽しいを追い求められたら、きっと楽しい人生になると思います』

あっ。因みに自分は楽しいを貪欲に追求しているかと言うとそんな感じでもないんですけど、なんとなくな感じで生きつつも、嫌な事からはしっかりと逃げてるんで、そこそこ楽しくやれてます。

おわり