他人に支配されないように! ~こんな言葉が君を支配する~
「そんなの常識だろ」
「みんなやってるぞ」
「それが普通だろ」
こういうの言われた事ってあるんじゃない?
でもよーく考えてみよう。
「常識ってなに?」
「みんなって誰?」
「普通ってなに?」
言ってきた人に尋ねてみよう。
その人は答えられない。
「そういうものだ」としか言わない(笑) そんなもん(笑)
これは、ただ単に“人を支配する言葉”なんです。
* * *
みなさん、会社とかで上司や先輩からいろいろ言われて、知らず知らずのうちにその人の言いなりになってしまった経験ってありませんか?僕はありました。
その人があなたの事を本当に考えて言ってるのなら良いんですけど、自分の事しか考えてなくて、ただ単に、あなたに「言う事を聞かせたい」と言うのが目的だったら良くないですよね。
実際に“人を支配する言葉”と言うのがあるんです。
その手の言葉を言われると、その時は「それが正しい」と思って、その人の言いなりになってしまう。
で、後でゆくゆく考えてみると「なんか変だな?」と気付く。そんな感じですね。
今回は、このような“人を言いなりにさせる言葉”や“人を支配する言葉”を、8つほどピックアップして「こういう言葉が人を支配する言葉」と改めで認識していきたいと思います。
これらを意識することで、今後もし上司や先輩に何か言われた時に、その人の“あなたに対する気持ちを見極める”手助けになってくれるとも思うんです。
で、もし「言いなりにさせたいだけ」と感じたならば、あなたはその人から距離を置くのも一つの方法なのかな?とも思います。
* * *
それではピックアップします。
1.「そんなの常識だろ」
2.「みんなやってるぞ」
3.「それが普通だろ」
これらのセリフ、一度は言われた事あるんじゃないですか?
あと逆に、誰かに言ってしまった人も居るんじゃないですかね(笑)
正直、僕は言ってしまった事があります(笑) すみません(笑)
まーそれだけメジャーなセリフですよね。
結局、このセリフには何の意味もなくて、ただ単に“人を支配する言葉”なんです。
上司が部下に命令する時にこのセリフを言っておけば、言われた方は何となくその場の流れで従ってしまうんですよね。
言った人は、言った意味なんで何も分かっちゃいない。
もし言った人に「常識って何ですか?」「みんなって誰ですか?」「普通って何ですか?」と尋ねてみても、その人は答えられない。「そういうものだ」としか言わない(笑) そんなもんです(笑)
*
4.「お前は苦労が足らない」
5.「修業が足らん!」
これも、よくあるセリフですよね。
「苦労が足らない」とか言って…なんだか全否定されてるみたいで…(笑)
これを言われると「有無を言わずにやらないと…」みたいになっちゃいますよね(笑)
「修行が足らん!」は、まぁ「苦労が足らない」と同じ様なものですね。
昔、友達がブルーワーク系の仕事をしていて、そこの親方が二言目には「修業が足らん!修業が足らん!」って、言ってくるらしいんです(笑)
ある日、彼の家に遊びに行った時その親方から彼に電話が架かって来たんです。
で、電話の向こうから親方の声が聞こえたんですが、少し酔ってたのかな?大きい口調で「修行が足らん!修業が足らん!」って連呼してるんです(笑)
で、彼のほうが大人になって聞き役になって「はい!そうですね。修行が足りませんね。はい、足りません」と、笑いながらなだめてました(笑)
まぁ、これがこの親方なりのコミュニケーションなんでしょうけど(笑)
こんなエピソードを思い出しました(笑)
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6.「お前の為を思って言ってるんだよ」
このパターンは、上司があなたにさんざんダメ出しをしておいて、自分の言いたい事を言いたいだけ言っておいて、最終的にこのセリフを言う事で自分の言った事を正当化する。嫌ですね~(笑)
僕の奥さんが前に美容院で見た光景なんですけど、年配の女性のお客さんがクレームを言いに来たらしいんです。
どうやら昨日カットに来て家に帰って自分で鏡を見たところ、思っていたのと違う仕上がりだったらしいんです。
別に美容師さんが間違った、という訳ではないらしいんですけど、ま、とにかく、そのお客さんにとっては気に入らなかったんでしょうね(笑)
それで散々クレームを言った挙句、最後に「私は、あなた達のお店の為を思って言ってるのよ。感謝しなさい」と言ったらしいですね。
いやぁ~、大変ですね、美容師さんも…(笑)
相手を、けちょんけちょんに貶す事は簡単ですからね。
それでもって「愛の鞭だ」って事で自分を正当化して言うセリフですよ…(笑)
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7.「仕事とはこういうものだ」
例えば、あなたが上司に仕事のやり方を提案したとします。
仕事してると「こうしたほうが効率がいい」とかありますよね。
その会社がやってるやり方だと「なんか古いな」とか思う時ってありますよね。
だからちょっと提案してみただけなのに、上司にしてみれば提案されるのが面倒だと思うのかな?「仕事とはこういうものだ」と言い切って、あなたの話を潰しちゃうんです。
それを言われると、特に経験の浅い人なんかは「そんなものかな?」と思ってしまって、それに流されちゃうんですよね。
もうちょっと部下の話も聞いて欲しいですよね。
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8.「屁理屈言うな」
最後の8つ目ですが、これも良くあるセリフです。
上司に対して反論したり、或いは、意見を言った時に「屁理屈言うな」と言われる。
これって上司にとっては常套手段ですよね。
これを言われると何も言えなくなっちゃいます。
なんか、反論したり、意見を言うのは、悪い事だと思っちゃっいますよね。
ただギャーギャーわめいて筋の通らない事を言ってる部下に対して言うなら分かりますけど、しっかり意見として言っているのに、こういう風に言われると「なんだかなぁ~」と思いますね。
これも、上司にしてみれば、反論されるのが面倒だと思うからなんでしょう。
自分の立場を利用しているだけなんですね。
* * *
はい。8つほどピックアップしました。
このようなセリフを言ってきたら要注意です。参考にしてください。
結局「あなたの事をどれだけ考えてくれてるか」って事ですよね。
あなたの話を少しだけでも聞いてくれるのならまだいいですけど、とにかく一方的に、このように言われるのは良くないですよね。
こういう上辺だけの上司からは離れる、または、こういう上司ばかりの会社だったら、その会社から離れるのも選択肢のひとつですね。
ただ、いくらこういう上司が居る会社だったとしても、全てが悪い会社という訳ではないので、その辺は見極めてください、と言う事です。
ま、あなたがその会社を好きかどうか?というのもありますよね。
とにかく危険なのは、この様なセリフが“当たり前”だと思って何の疑問ももたないで「こんなものさ」と、流されていく事だと思うんです。
流されていって月日が経ってから「なんか違うな」と、気付いても遅いですからね。
だから今のうちに、こういうセリフの“からくり”を意識して、「この会社は自分にとって良い会社なのか?悪い会社なのか?」を見極めるのが良いと思います。
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【人生の主役はあなた 】です!
「あなたが会社に雇われている」じゃなくて「あなたが会社に雇われてあげている」と言うくらいの気持ちでいいんじゃないかな、と思います。
「雇われてあげている」です。
あなたが主役なのですから。会社は脇役なんです。
あなた自身で人生を構築していきましょう!