「新しいことができないといけない」という風潮が嫌い
「新しいことができないといけない」
「新しことを知らないといけない」
僕はこの風潮があまり好きじゃないんだよな~・・・
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僕は営業職をしているが、かつては書類はすべて紙だった。しかし、約10年前からタブレットの使用も導入された。そのため、お客様を訪ねる際にはタブレットを使用する。
ただ、年配の人たちにはタブレットが苦手な人も多くいる。タップ操作になじみがなく、「あれ、うまく反応しないわ。私は歳だから指に脂がないんでしょうね」と自分を責めてしまう人もいる。「最近のものには、私はもうついていけないわ」と自分を卑下する。
僕は、このような「新しいものについていけない」という雰囲気が良くないと感じている。なぜかというと、この風潮が原因で人々の自己肯定感が低くなり、本当はその人は全く悪くないんだけど「自分は何もできない」「できない自分はダメなんだ」と思い込んでしまい、不安に苛まれる結果となるからだ。そして不安が募り、思わず他人に当たってしまったりする。悪循環だ。
さらに、新しいことを年配の人たちに求めると、彼らはプレッシャーを感じてストレスがたまってしまう。もちろん、新しいものが出てくることで便利になるし、良いことも沢山あるけどね。でもね、それがなくても不便になることってそうは無いと思う。
昔のようなシンプルな方法でも十分な場合もあるんだから、新しいことに必要以上に追いつこうとするプレッシャーを掛ける必要はないと思うんだよ。大切なのは、自分自身が気分よく快適に生活できること。自分のペースや個々のニーズに合わせて行動すること。
「新しいものについていけないからダメだ~」と自信を失う必要はない。その人が今までに経験したことが重要なんだから、その経験を大切にするのが必要なんだよね。
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目まぐるしく変わる今の時代の中で、ふと感じたことです。