忍耐力を求められることは嫌いじゃない
以前にも記事にしたことがあるのですが、仕事に関して言えば、私はタスクを振られることが嫌いではありません。
自分に任された仕事がないと不安になってしまうくらい、たぶん私は仕事中毒なのかもしれません。
人によっては、このような考え方が信じられない方もいることでしょう。
ですが、本当に何もない経験をしていると、何かやることがあることが生きている実感に繋がります。
…ちょっと言葉は悪いかもしれませんが、リスカする人と考え方は同じかもしれません( ̄▽ ̄;)。
苦痛や苦難、忍耐といったストレス過多な状態があって、はじめて生きているって感じられるのは、個人的には悪いことではありません。
緊張と緩和、です。
ということで、今回は仕事にかかるストレスとの向き合い方について書いてみようと思います。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
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心理学や行動経済学には「アンカリング効果」というモノがあります。
アンカリングとは認知バイアスの一種であり、先行する何らかの数値(アンカー)によって後の数値の判断が歪められ、判断された数値がアンカーに近づく傾向のことをさす。
(出典:Wikipedia)
例えば、20万円のテレビを購入した後に2万円のHDDレコーダーを購入する方が、HDDレコーダー単体で購入するよりも安く感じることがあります。
これは「20万円」がアンカーとなり、「20万円に比べれば2万円は安いよね⁉」などと感じる心理が働くからです。
個人的な見解ですが、ストレスに対しても、このアンカリング効果は働くのではないか?と考えています。
あなたは「ストレスランキング」って、ご存知ですか?
人間は悪い出来事だけでなく、良い出来事でもストレスを感じる場合があります。
リンクをクリックしてもらえると分かるのですが、悪い出来事のトップは「配偶者(夫・妻)や恋人の死」で82.4というストレスレベル、心機一転の良い出来事のはずの「転職」でも57.2というストレスレベルを感じるのだそうです。
このランキングの精度はさておき、より大きいストレス負荷を経験した人間は、そうでない人間よりも中度のストレスランキングに位置する出来事に対して、ストレスを感じないのではないか?という仮説が私の持論です。
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もちろん、程度や個人差はあります。
「失業・リストラ」の項目は70.8という数値になっていますが、自分がリストラされるとは思ってもいない人と、予期していた人では同じ数値にはならないでしょう。
また、大きなストレスによって、ストレス過敏になっている状態であれば、小さなストレスに対しても大きな負荷がかかるでしょう。
そのような事例を除けば、大きなストレスを経験した人ほど、ストレス耐性があるのではないかと思うのです。
…ある意味では、麻痺しているのかもしれませんが…。
骨折すると、より丈夫な骨になる…という言葉がありますが、人の心も柔軟性が保たれていれば、ストレスを受けても、そのぶん丈夫なメンタルになると私は自分の経験から感じています。
ですから、仕事でかかる負荷は、正直嫌いじゃないんです。
本当にしんどいのは、乗り越えても絶望しかないケースです。
…(* ̄▽ ̄)フフフッ♪w
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ストレスは、できることなら避けて生きたい。
そう思う方も多いでしょうが、上記のストレスランキングが物語るように、ストレスを感じずに生きることなどありません。
心が健常なうちに、もしもの場合を想定しておくことを、老婆心ながらに、おススメします。
まあ、大きなストレスに直面しても、ちゃんと思考停止することなく、前を向く勇気があれば、きっと大丈夫です。
苦痛や苦難、忍耐といったストレス過多な状態であっても、乗り越えた先が明るいなら、楽しみましょう。
お先真っ暗なら…できる限りその環境から逃げちゃってくださいね(;´・ω・)。
逃げるのも、大事です。
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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の投稿は以上です。