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気がつけば、黒くなっていました。
ブラック企業というのは、どういう企業を指すのでしょうか?
私は二つの視点で捉えています。
一つは、文化がブラックな場合。
これは、法的な就業規則や社内ルールといったものがあれども、極端な話、根性論であったり、ただただ無理な課題を突破することに美学を感じる、といったような風習が根強い場合に起こることだと思います。
いわゆる「ルールを破ってまで仕事する、俺達TUEEEEEE!!」的な文化。
この状態で厄介なのは、誰がどの役職についても文化が根付いてしまっている以上、組織としての変化がなかなかに難しいというところです。
一方、もう一つのブラック企業のあり方というのは、人がブラックな場合です。
例えば直上の上司であったり、現場を知らない経営者であったり、そういった方の熱意がやや歪んだ形で伝わってしまい、そこに温度差を感じる人にとってブラックだと感じるというメカニズムです。
こちらの厄介な点は、徐々に黒く染まっていくその過程に、本人が気づかないということです。
今回はこちらの「人がブラックな場合」について書いていこうと思います。
最後までお付き合いいただければ幸いです。
なお、今回「ブラック」という言葉を「悪しき文化」や「クリーンではない」といった表現で用いていますが、「黒」という色そのものが「白」に劣るような揶揄で用いられていることに、私個人は疑問があります。
ですが、表現方法として伝えやすくするために、この表現を用いている旨、ご理解いただければと思います。
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既に何度となく書いていますが、つい最近転職した私にとって、会社の文化というものに対し、非常に敏感になっています。
前の職場も、働いている時は黒い部分しか見えていませんでしたが、こうして離れてみることで、白い部分も確かにあり、さらに言えば、白い部分の割合の方が多かったかもしれない…とそう思うようになりました。
これは、文化が黒くなかったということだと思います。
それでは、人についてはどうでしょう?
こちらに関しては、残念ながら前の職場は製造業ということもあり、モノが出来なければ意味がないという考え方から少し歪んでしまっていて、無理でもやらなくてはならないという状況を自ら創り出してしまっていたように思います。
経営者が変わる前は、自分たちの出来る範囲で製造技術を向上させる方針でしたが、経営者が変わり時代も変わり、薄利多売に路線変更したことで、納期に追われ、共に働く仲間に対して敬う気持ちが薄れていたように感じます。
このように感じていたものですから、私は自分では「まだまだ正常な認識がなされている」と思っていたのですが、転職して、実は私も、すでに心がブラックな状態になっていたと気づかされることが多々あります。
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例えば今の職場では、前職と違い頭脳労働なので、当然のことながら勤務時間中に「考える」という時間が発生します。
私はこの「考える」という、体が何も動いてない状態に、とても罪悪感を覚えます。
「何かしなければ…」と、強迫観念のように思うのです。
また、会議などで残業が発生した場合、これは主体的な参加だし、やらされている作業ではないと思ってしまい、残業代をつけたらいいかわからなくなってしまった時がありました。
もちろんこの後、管理職の方に確認を取り、残業にするよう指示を受けました(当たり前w)。
少し分かりにくいと思うかもしれませんが、これはいわゆるサービス残業が当たり前と思ってしまう自分がいたということです。
また、サービスの付加価値の付け方について、利益重視の考え方を持っているということに気づきました。
サービスも、いくつか種類がありますから、きっちり利益を追求していくそんなサービスもあれば、「過剰品質」といった付加価値をもって、持続的なお付き合いを目的とするというサービスもあります。
後者に関しては、毎回の利益を追求しているようでは、関係性が損なわれる危険があります。
例えば皆さんも、それなりに必要と感じているサービスの月額料金が高かったら他社への鞍替えを検討でしょうし、そもそも加入しませんよね。
そういった部分の思いに対して、やや欠落している自分がいました。
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私は、転職をすることでこのような気づきを得て、自分の思い込みや感覚を修正することができましたが、転職の予定もなく、一つの会社で長く働くことで積み上げてしまった思い込みや感覚というのは、時には危険な文化となり得るのではないか?と私は思うのです。
自分は大丈夫、そう思った瞬間に、すでに大丈夫ではないのかもしれません。
あなたも、もし考える時間があるようでしたら、自分の職業観を振り返り、思い込みや欠落している感覚がないのか、自らと語り合う時間を持ってみてはいかがでしょうか?
何を目標とし、何を目的とするか?
これが明確であればあるほど、誤った道を進むことがなくなるでしょう。
目標や目的を再確認してみてはいかがでしょうか?
ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の投稿は以上です