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ルビコン川を渡るには
「ルビコン川」で検索いただけると、どんな内容かご理解いただけると思います。
【ルビコン川を渡る】
ルビコン川を渡るとは、ある重大な決断・行動をすることのたとえ。
(故事ことわざ辞典より)
行動という行為が着目されて久しいのですが、それでも何らかの行動を起こすことを躊躇われる方も多いと思います。
基本的には積み上げていくことが何よりも訓練になるのですが、それでも大きな決断を前にすると戸惑いから正常な判断が出来なくなることもあるでしょう。
決断とは、自分で決めることです。
決断ができる人の心理は、どのようなものなのでしょうか?
ということで、今回は「ルビコン川を渡る」という言葉の成り立ちから、重大な決断を行動に繋げるにはどうすればよいのか、について書いてみようと思います。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
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そもそも、このルビコン川を渡る決断をしたのは誰でしょうか?
Wikipediaを参照リンクとして掲載します。
…「賽は投げられた」や「ブルータス、お前もか」といった言葉を聞いたことがある方もいるでしょう。
また、英語表記の「ジュリアス・シーザー」は、シェイクスピア作品を愛読されている方には馴染みのあるものでしょう。
すでに参照リンクを読んでくださっている前提で話を進めますが、カエサルは「古代ローマで最大の野心家」と言われるほどの人物です。
そのような人物ですら、渡れば死刑は免れないルビコン川を前に、さまざまな想いが去来したことでしょう。
何を想い、何が決断の決め手となったのか?
歴史を紐解くことで見えてくることもあるでしょうが、現代社会に置き換えて、私個人の見解を中心に考えて行こうと思います。
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「重大な決断・行動」というと、どのような場面が想像できるでしょうか?
社運を背負った商談に臨むときでしょうか?
一世一代のプロポーズのときでしょうか?
言葉のニュアンスには個人差がありますから、仕事帰りのスーパーで激安なお惣菜が並んでいるのに「お一人様一点まで」となっていた場合だって「重大な決断」と呼べるかも知れません。
さて、私たちはこれらの重大な決断を行う際、どのようなことを考えるでしょうか?
一つは、リスクを想定することが考えられます。
例えば、夢のマイホームを購入する際、不安要素を徹底的に排除するのではないでしょうか?
大きな買い物ですから、自分の身に何かあったときにも、残された家族に負担が回らないようにローン計画をしたり、自然災害での倒壊を懸念して保険に加入したりする行動は、リスクテイクやリスクヘッジの概念となるでしょう。
あまりにリスクばかりに意識が向いてしまうと、思考は消極的になり、場合によっては購入検討までしても、立てることまではしなくなるかもしれません。
これが、ルビコン川を渡れない心理だと思うのです。
…とは言え、至って正常な思考でもありますよね?
では、決断と行動に必要なモノな何なのでしょうか?
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一言でいってしまえば「覚悟」だと私は思います。
どんな結果になろうとも、この決断をしたのは自分なのだと言い聞かせることは、避けて通れない行動だと思います。
そのうえで良いイメージを持つことが大切なのだと思います。
「きっと大丈夫」といった開き直りに近いマインドですね。
個人的には、この順番が逆になると、重大な決断であるにも関わらず、より良い結果になるための努力に違いが出ると考えています。
しっかりと考え抜いた末の自信なのか、ただの楽天家の思想になるのか。
例えば、オシャレ初心者が、少し高価な冬用のコートを購入検討する場合、さまざまな店を渡り歩き店員の意見も勘案して購入したとします。
購入に至るまでの行動や葛藤を経て手に入れたコートは、その人にとって特別な一枚でしょうから、袖を通すたびに誇らしくなると思うのです。
一方で、オシャレ初心者が「きっと大丈夫」と、あまり考えもせず購入した場合、前者ほどの自己肯定感や自信といったものが備わるでしょうか?
私はそのようには思えません。
ですから、まずは覚悟をして、それから行動すること。
この順番がルビコン川を渡るために必要だと考えます。
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「覚悟をどう持つのかが、私には経験がないから理解も出来ない」
そのように考える方もいるでしょう。
覚悟とは、私は葛藤を乗り越えることだと思っています。
人は誰でも葛藤した経験はあるでしょう。
あとは乗り越えるだけです。
そこには、経験も自信も必要ありません。
必要なのは勇気であり、その勇気があれば、きっと大丈夫なのです。
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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の投稿は以上です。