労働者は会社の歯車?
先日、しっかりとした記事を書く時間がなく、このようなつぶやきをさせていただきました。
経営者の視点から見れば、会社に不足している部分にフィットする人財を採用していくことは自然なことでしょう。
「まるでパズルの欠けていたピースのようだ」といった、いわゆる「適材適所」を言い換えた言葉が「歯車」というフレーズになると思うのですが、これは雇用される側にすれば「まるでモノ扱いのようだ‼」と感じることもあるでしょう。
このような経緯もあり、「労働者は会社の歯車」という言葉が、いつしか「適材適所」から「人格否定」だと受け取られるようになったのだと思います。
私個人としては、すでに存在する組織体に転職をして新たな歯車として機能する人財は有能であると考えています。
なぜなら、設計段階で存在しないパーツが機能的な働きをするなどということはあり得ないからです。
…居ないとは思いますが、もし本当に労働者をモノとして捉えているような経営者がいましたら、このあり得ない働き方をしている労働者に対して、何らかの褒賞があってもいいのではないでしょうか?
ということで、今回は働き方について、少し書いてみようと思います。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
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私の個人的な価値観で書かせていただくと、専門性の高い能力を発揮する人間が「歯車」に該当すると考えています。
このような人たちは、会社の実利に影響を及ぼす力を持ったエリートだということです。
「歯車」は、目に見える機能を果たすため、評価を得やすい立場だと捉えることも出来ます。
つまり、「歯車」は誉め言葉だということを再定義したいと私は思うのです。
一方で、つぶやきにも書いたように「潤滑油」といった働き方もあると考えています。
これは、いかに歯車が円滑に回るかを支援する作業を指す概念で、会社に間接的な利益を生み出す存在です。
例えば、優秀な営業成績を収めるビジネスパーソンに伝票整理まで任せていては、契約獲得の機会損失が生じているでしょうし、経理のスペシャリストに外回りをさせていては、事務員の増員といった埋没費用が派生しかねません。
実績の見えにくい作業だけれど、そのタスクを疎かにしては全体の利益が損なわれる作業って、実はあなたの会社にもあるのではないでしょうか?
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あなたの部署で、愚痴を聞いてくれたり、怒られた際にそっとフォローをしてくれる同僚がいませんか?
クライアントのクレームに対応するうちに、いつの間にか新規受注を取ってしまうような愛されキャラっていませんか?
彼ら彼女らは、もしかしたら定量的な評価は芳しくないかもしれません。
しかし、遠目からは分からなくても、近くで働く人たちにとっては会社の評価以上の働きをする人がいるのではないでしょうか?
私はそういう人になりたいと思いますし、少なからずそのような働き方をしているつもりです。
…このような働き方に対して「お金以外のやりがいを持っている人」と言われることもありますが、私の働く意欲はお金があってこそです。
「ライスワークではなく、ライクワークを」
…いやいや (;゚Д゚)、ライス食べさせてくれ‼…と思ったりします(笑)。
そもそも私は好きなことが思い浮かばないタイプの人間なので、自分に降りかかるタスクや状況変化を楽しくしていくことがモットーだったりもします。
そんな私ですから、「歯車」として表に立つのもいいですが、「潤滑油」として周りの動きをスムーズなモノにしていくことも、フィクサー(黒幕)みたいで楽しいと思っています。
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ということで、思いつくままに書いてみましたが、理想は「自働で潤滑剤を補填する歯車」といった働き方が良いと思っていますし、ライスワークもライクワークも、ライフワークに出来たらいいなと思っています。
ですが、それは今到達することではないと考えており、よく言われる「自分らしく」という生き方は、ボケてきたころにヘラヘラしていられたら、それが「自分らしく」なのかもしれないと、なんだか漠然としながらも考えたりもします。
今日は、そんなことを考える一日でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の投稿は以上です。
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