つやちゃん『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』批評①
『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』という書籍が今年刊行された。ラップミュージックを中心に執筆活動を行うつやちゃんの手により書かれた本書は、私のnoteの執筆動機と大きく重なる箇所が多く存在する。それが本書の冒頭に記された引用した箇所である(引用箇所を含む冒頭は以下noteで公開されている)。
現在のポピュラー音楽批評・評論の一番の問題点は、「語る者」の少なさと偏り・ジャンル間連携の少なさである。このうち3つめは多少仕方ないにしても、前2つは