4/1にいよいよ放送となりますGTOリバイバル。そこで反町隆史さん演じる鬼塚に翻弄される教師・綾原を演じるのが、筆者がファンサイトに加入している女優・岡崎紗絵さんです。初めて観た作品は『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』、好きになったきっかけはバラエティ番組『新しいカギ』ですが、今回はテレビドラマの役柄として好きな役をつ選びました。 第5位 『オールドルーキー』真崎かほり スポーツマネジメントを描いた作品。選手としてクビになった主人公・新町亮太郎(綾野剛さん)と関わる
TikTokから様々なヒット曲が生まれ、ミーム化する例が増えている。その中でも最近目にする機会の多い3つの曲の共通点について紹介していきたい。 TikTokのヒット曲 先日、Billboard JAPANがとりまとめた『TikTok Weekly Top 20』が発表された。猫ミーム(7位)、世界規模でのヒット曲(1位)、振り経由でヒットが大きくなった曲(2・3・4・6・10位)など流行の一部を垣間見ることができる。 その中で別の共通する要素があるのが2位と4位の
TikTokで現在「トレンド」となっている「なぁぜなぁぜ」。この流行りがTikTokというフォーマットで生まれたことを考えていきたい。 「なぁぜなぁぜ」とは ピンマイクを手に持ち、世の不条理や矛盾から日頃の疑問に思っていることなどを「なぁぜなぁぜ」の言葉で3つほど問いかける動画。今年の春頃から徐々に発生し、現在流行中。アプリで検索してみると「トレンド」に指定されている。 TikTokのヒットとは 先頃、2023年上半期のTikTokチャートがビルボードにおいて発
はじめに こんにちは。今回は定番企画「名盤ランキング」を実施してみます。 選出についての簡単な縛りについて述べておきます。 ①「歴史的意義」に触れつつ、「個人的好み」を反映したランキング ②1名義1枚(改名、別名義は構成メンバーが同じなら1名義カウント) ③編集盤、ベストアルバムの選出可 ④5曲以上、かつ「EP」「アルバム」「ミニアルバム」と銘打ってリリースされたものに限る(シングルの「Complete Edition」は含まない) 選出されたアルバムにはジャケット
こんばんは。岡崎紗絵さん主演作品の続編が決定して湧いている書き手です。 上にて引用したTwitter企画『個人的ブレイク女優大賞2022』に参加すべく、この記事を執筆します。ツイートに書ききれない思いもあろうかと。 選ぶうえでの個人的な基準 投票ルールとしては上記の通り「今年の作品に出演」というだけだが、それだと「ブレイク」した点で疑問符がつくと思うので、今回10人を選出する上で個人的な基準を2つ追加してセレクト。 ①今年観た作品で主演・レギュラー出演・重要な役ど
アルバム全体で一つの物語が存在し、その流れに沿って曲が進んでいく。アルバムの歴史と共に発展してきた「コンセプトアルバム」という形式で数々の名盤が生まれてきた。そんな作品たちに肩を並べそうなのがこの記事でレビューするBEYOOOOONDS『BEYOOOOO2NDS』である。 アルバムの概要 このアルバムは2枚組となっているが、コンセプトアルバムとしては1枚目(BEYO盤)がその形式をとっている。BEYOOOOONDSの3ユニットの楽曲を収録した2枚目(UNIT盤)は楽曲
ミリオンヒットが多数生まれ、音楽産業の形態が大きく変容した1990年代。今回MUSIC MAGAZINEではこの年代のベストソングスということでランキングを作成していた。ポップミュージックの評価に関心にある私としては逃せない話題であり、手に取って今回のレビューを書くこととした。 発売されたばかりの雑誌であるので、ランキングの全曲について述べることは避ける。気になる人はぜひ購入いただきたい。 ランキングの特徴 さて、今回のランキングを考える前に、まずランキングに冠せら
小室哲哉は、日本でダンスミュージックが受け入れられたことに対して、笑い交じりにこう述べたことがある。確かに、小室哲哉全盛期の90年代はもちろん、2000年代以降もアイドル文化の強まりや「四つ打ちロック」の台頭も影響し、ダンスミュージックは音楽の中心になっていると考えることもできる。 そこで今回のローリングストーン誌の企画だ。歴史を整理することで今・未来が見えるほか、知ってもらうための糸口にもなる。今回は記事を見ながら寸評したい。 並びを見ればまずまず納得といったとこ
「ラブストーリー」の人気は凄まじい。 聖書や古代ギリシア神話にも当然のように登場するし、数々の名著にも恋愛がテーマとして登場する。そして日本でも、『竹取物語』から『源氏物語』にはじまるように「ラブストーリー」は物語のテーマとなり、人々に愛されてきた。恋によって人々は幸せになり、悩み、悲しむことも描かれてきた。それらの歩みを「哲学的に」解釈しようとする大学生たちを描いたのがこの映画『恋は光』である。 といっても、「哲学」という言葉から連想される堅苦しさはそこにはなく、「
はじめに 今回はライブレポということで、批評的精神は抑えファンとしての現場の盛り上がりと妄想を伝えながらの記事としていく。 まずは安斉かれんの簡単なプロフィールを。2019年5月1日デビュー、avex所属の女性シンガーである。ドラマ『M 愛すべき人がいて』で浜崎あゆみ役を演じ、「ポストミレニアルギャル」と称されたことなどからあゆとの比較も多かった。また楽曲はサブスクリプション限定配信でダウンロード販売もないスタイルとなっている。 a-nationなどライブ
『わたしはラップをやることに決めた フィメールラッパー批評原論』という書籍が今年刊行された。ラップミュージックを中心に執筆活動を行うつやちゃんの手により書かれた本書は、私のnoteの執筆動機と大きく重なる箇所が多く存在する。それが本書の冒頭に記された引用した箇所である(引用箇所を含む冒頭は以下noteで公開されている)。 現在のポピュラー音楽批評・評論の一番の問題点は、「語る者」の少なさと偏り・ジャンル間連携の少なさである。このうち3つめは多少仕方ないにしても、前2つは
上記の記事で、批評について私がどの方向へと進んでいくかを示した。本記事ではもう少しこの方面について掘り下げながら、なぜ現状音楽批評がこうなっているのかを考えたい。 上記の記事でも引用したが、「紹介待ち」としてみのさんが挙げた日本のジャンルは以下の通りである。改めて引用したい。 これらのジャンルに共通することは何だろうか。 まず思い浮かぶのは、セールスを獲得しているという点である。いずれも日本ではオリコンを含めランキングの常連となり続けているジャンルである。 これ
日本で生まれたポピュラー音楽が世界で評価され始めて時間が経った。特に最近は「シティポップ」と呼ばれる70~80sのニューミュージック・歌謡が人気が高く、世界への評価の向上と日本での評価の向上が共に起こり、リイシューなども盛んになっている。 日本の名盤でも、こうした流れを受けてかシティポップの名盤が取り上げられる機会が多くなったように感じる。別の価値観が入り込むことで、「良い・悪い」の基準が変容したわけである。 これまでただ単に音楽を聴いてきただけの私だったが、ここ2年