ジークアクスの感想と考察
ガンダムGQuuuuuuXのとある考察
先日今流行りのガンダムGQuuuuuuX(2回目)を観てきました。やはりとてもいいですね。
初回は開始0秒で相席食堂がオープンしてちょっと待ていボタンを数秒ごとに押してましたが2回目ともなれば至って冷静に色々考えながら見れるものです。
じゃあなんで1回目で感想を書かなかったと言われればそりゃそうだろあんなもの見せられてまともな感想なんか書けるかいいや無理だッ!書けないねッ!
んでまぁそーいうわけで感想というか与太話を羅列するだけになっちゃうんですね。いや開幕0秒からどえらい与太話が始まってるんですけども
さてさてこっからネタバレありきの感想と考察ですまだ観てない方は引き返せ。
つってもまぁほんとにね、与太話みたいな感想になるし大した深い感想も出来ないので流し聞きしてください。
ここからしばらく感想なので考察のタイトルに釣られて来た方は一番下あたりまですっ飛ばしてください。
監督は私の大好きなアニメ監督である鶴巻和哉監督。フリクリとかトップ2の監督さんです。もうこれだけで遂に私のみたかったタイプのガンダムが見れるかもしれないと。
しかも主題歌と挿入歌が米津さんとすいせいさんとこれまた好きなお二人が担当するとのことで発表時からもう期待値が爆上がりだったんですがいざ観てみたら「思った以上にとんでもない事になったな・・・なんだこれは・・・」となりました。
さぁ上映開始です。会社のロゴが流れます。ウルトラマンの効果音もします。ハロが飛び跳ねてさぁ本編開始です。
ぱー ぱーぱーぱー ぱー ぱっぱー
ちょっと待ていボタンを押します。なんて事でしょう、知ってるBGMが流れました。表紙をめくったらいきなり庵野監督が飛び出してきたではありませんか。自分の中で相席食堂が開店してしまいました。でもまだ慌てる時じゃありません。きっとBGMを使っただけです。ガイナックスのいつもの悪ふざけです。では続きを見ましょう。
『人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が過ぎていた。地球の周りの巨大な人工都市は人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を産み、育て、そして死んでいった。』
おいおいおいおいよく知っているナレーションです。
『宇宙世紀0079』
あー!バカ!マジか!マジかおい!
そこからはもうちょっと待てぃの連続です。
よく知ったお馴染みのザクの初登場&コロニー潜入シーン。なんか一機赤いのがいます。
そこからはファーストの最初をそのまま再現するという誰が見ても庵野さんの仕事だろうというシーンが続き、赤いザクからシャアが出てきます。
挿入歌にすいせいさんが選ばれたのは赤い彗星さんが出るからだったんですね。
なるほどそう来たか。シャアが直接乗り込んできたか。
シャアは連邦のV作戦のモビルスーツであろう機体を破壊し、ガンダムを見つけます。
シャアがガンダムに乗り込みました。おかしいことが起きています。
そこからファーストで有名なガンダムに貫かれているザクがガンキャノンになってもう突っ込んでる暇がありません。家で見ていたら一時停止しまくって見終わるのに3時間は掛かっていたでしょう。
でもまだ変な夢終わりません、さらにおかしい出来事が続きます。
シャアがペガサス級だこいつも持っていこうみたいな事を言って木馬まで持って行く始末です。パオロ艦長R.I.P…
そこからあれよあれよと不思議なことが起こります。ガルマが幸せになり(おめでとう)ドズル兄さんは戦死しシャリア・ブルが緑のおじさんになってシャアの相棒へ。赤い彗星と緑のおじさんのガンバスターです。
ビグザムが量産の暁を迎えソロモンがトップよろしく本土決戦用特別攻撃最終質量兵器になります。
ソロモン、行け!忌まわしき記憶と共に!これでガトーの帰る場所がなくなりました。
この時のザクの敬礼が可愛かったですね。
そしてアクシズショック的なことが起きてシャアが消えます。バイストン・ウェルにでも行ったんでしょうか。きっと彼は赤いダンバインに乗って帰ってくることでしょう。
ガイナックス過去一の狂気と悪ふざけが終わり、さぁ本編開始です。私の好きな鶴巻監督のターンに入りました。序盤のシャアの連邦攻略RTAによってジオンがなんとか勝ったのでジオン統治下の世界にあります。そんな中でのジオン統治下コロニーの一つから舞台が始まるわけですが
ザク同士がいきなり戦ってます。なんでしょうか?
試合終了のブザーが鳴りました。どうやら試合だったみたいです。この時のザクも可愛いですね。ザクって表情があって好きなんですよね。
さてさて、そんなコロニー内の駅の場面、主人公が出て来ました。アマテ・ユズリハ(以下マチュ)、天照のアマテでしょうか。可愛いですね。
改札で黒髪ロングのUberらしきバッグを持った女の子がぶつかって通り過ぎて行きます。おや、何か紙袋を落としました。なんでしょうね?
マチュが拾って中を見るとガンダムファンにはお馴染みのあのテム・レイ回路が出てきました。
マチュはもちろんそれがなんだかわからないのでiPhoneで画像検索すると闇市場で取引されているブツということがわかりました。
で、この後先ほどの闇Uberの子(ニャアン)がこれを取り返しにきて配達先に届けにいったらMSバトルのチームになんやかんやで参加することになるんですが
いやぁいいですね。勢いのある女主人公、とても鶴巻監督作品らしさで素晴らしいです。
この時、コロニーの外では緑のおじさん率いる緑のホワイトベース隊が本作のガンダム・ジークァックスの実戦テストを行なっており赤いガンダムと戦っていました。ジークァックスのパイロットはエグザベくんといいます。
かつて赤い彗星の相棒だった緑のおじさんは原作よろしく木星帰りです。もしかしたら火星で第六文明人の遺跡を見ているかもしれません。そうだといいなと思います。逆襲のギガンティスです。
さてこの時のガンダムバトル、赤いガンダムの非常識とも言える高速戦闘になんとかくらいついていく白い方ジークァックス。しかもこの時のジークァックスは本来の性能を出せずに食らいついているのです。これだけでエグザベくんが相当強いことがわかります。
ガンダム同士の戦いはコロニー内へ、ビームを出さずに戦った2機はコロニーの地下に。軍警ザクがガンダム探しにあたりますが移民街なこともあって加減なしです。巨大兵器が屋根をバリバリ剥がす光景はまるで怪獣映画です。
そんな光景を見たマチュがいてもたってもいられずバトル用のザクで出撃。snsでマチュがなんでいきなり戦いに出るのかわからないっていうのをよく見ましたがそりゃでけぇのが暴れててこっちにもでけぇのがあるなら攻撃を止めに出るだろうが
何気に動機はアムロと同じなんですよね。街中でザクが暴れてるのでなんとかしなきゃっていうやつですえぇ。
マチュはコロニー地下でザクと軽く揉み合いになった矢先に先ほどのジークァックスが倒れているのを見つけます。エグザベくんはコックピット外にいます。
マチュはこっちの方が強そうと言ってガンダムに乗り換えます。勢い大事、勢いは時に未来を切り開く力になります。
なんということでしょう、ジークァックスはマチュに反応してサイコミュ用操縦桿を出してきました。これで性能が100%出せるようになりました。
2回目見た時に思ったのですがジークァックスの操縦桿、どことなくターンエーの操縦桿に似ていませんか?なにか関係あるのでしょうか?
戦いの最中に謎のキラキラ
そしてザクをやり過ごしたマチュは腕前を買われてクラン・バトルチームにスカウトされます。
その後はぽわぽわしてるガンダムの妖精くんに会ったりして赤いガンダムとタッグを組みバトルをするわけですが
いやー早く続きが見たいですね!
いつものガンダムならこのあとになんやかんや外では戦争やってて巻き込まれてーとなるでしょうが今回は前半が前半なだけに「どうするんだ??この話どこに向かっていくんだ???」となっています。全く予想がつきません。今のところ予想しているのはシャアがバイストン・ウェルから赤いダンバインに乗って帰ってきてオーラバトラーの技術が輸入されて木星ではイデが目覚め無限力が発動してオーラ力と無限力の技術を手に入れたジオニック社によってジークァックスがターンXに改造されて本来のガンダム世界に向かうというしょーもない予想がつきません。
とはいえ本来の世界線に合流する可能性は割と真面目にあると思います。楽しみですね。
で、私は別にnoteで感想を書くつもりはなかったのですがふと、0079→0085の間にスマホが普及してリアルタイムの現代と変わらないネットワークインフラが構築されています。
『こんな10年も経たないうちに技術レベルが進化出来るのか・・・?』
と私は思いました。えぇわかってますよ、そーいう演出ということはもちろんわかっています。が、製作陣はあの世代の最も濃い中心にいる人たちです。こういう技術面での設定はこれでもかと構築されているだろうと思います。
残念ながら私はそこまでの頭がないので技術的なことはわからないですが、それでもここまで技術レベルを進化させた背景は必ずあるとおもっています。
この世界はアナハイムエレクトロニクスではなくジオニック社が支配しています。
私の中で一年戦争は資源の地球連邦、変態技術のジオン公国というイメージがあります。
そんな連邦がなぜガンダムを生み出せたかと言えばテム・レイという天才がいたからですね。
そしてこの世界にもちゃんとテム・レイがいます。あまつさえあのいわくつきの回路まで出てきます。
そしてテム・レイがいるので当然息子のアムロ・レイがいます。アムロも天才の血を引き継いでいるのでペットロボットのハロを一人で開発しちゃってます。多分その気になればガンダムも作れるでしょう彼なら。
そしてここからが考察というか妄想なんですが、一年戦争終了後、アムロはハロを開発した技術力が認められジオニック社に入社します。ジオニックの変態技術とアムロの頭脳が合わさればかなりの技術革新になるでしょう。こうしてアムロがスマートフォンの開発に尽力しネットワークインフラを大幅に拡大・普及させたことで、わずか数年で45年分の技術革新をしたのではないでしょうか。アムロとジオンの技術が合わさればスマートフォンもAIもスターリンクも作れます。
はい、この記事で言いたかったことがこの3行です。以上です。
後はサイコミュシステムを一般化したのがSNSという位置づけだったりテム・レイは多分ジオニック社に協力しなかったので失職しメルカリで勝手に違法プログラム回路を売り捌いているんじゃないでしょうか。
ここまで読んでくださった方、長々とお付き合いいただき誠にありがとうございました。
追記
SNSを見ていると「ガンダムは水星しか見てないけどジークアクス観にいく」とか「ジークアクス観たから初めてファースト見てる」とか今までのガンダムではあまり見なかった流れを見ます。何気にすごいことです。一種のブレイクスルーが起きたと思います。
新しいガンダムを見てそこから過去作を見る流れはあったにしてもそこまでなかったかと思います。
ガンダムはシリーズを見ていないとわからないのではないか、続きものなんじゃないかと一般的に思われています。
そんな中で「ガンダムをあまり見た事がないけどいく」「ジークアクス観たからファースト見てみたくなった」
こういう声が今回かなり多く見る事ができます。ほんとにすごい事です。
そしてこういう感想を見てこの作品の目標の一つがわかった気がします。
新規を取り込み、かつファーストへの導線を引く事
シン・ガンダムは流石にどうやっても無理なのではと思っていましたから、これを現段階でもうやり遂げているスタジオカラー(というか主に庵野さん)はやはり凄いなと
後半だけでも十分面白いですし成立します。ですが前半の爆発力が後半の物語を確実に打ち上げたと思います。
やはりロケットを打ち上げるには推進剤なのです。
本放送、すっごい楽しみにしています!