読売新聞さんが紹介 クラウドファンディングへの道
2024年最初の投稿になりました。本年もどうぞよろしくお願いします!
2023年12月からスタートしたクラウドファンディング「ウクライナ避難民が全国をキャラバンしながら平和の尊さを伝えたい」。読売新聞さんが紹介してくれました! 改めて、このクラウドファンディングで何を目指したいか、紹介します。
ウクライナ避難民初の非営利団体理事
今回、クラウドファンディングをするのは、私が代表理事を務める「多文化人材活躍支援センター」です。2か国以上の文化背景を持つ「多文化人材」が活躍できる場をつくりたいと、2023年10月に設立しました。
その法人において、理事として参画してくれたのがアンナさん。アンナさんは、2022年11月に、佐賀でウクライナ避難民として受け入れた家族のお母さん。2000年代に福岡に留学した経験があり、日本語が堪能。2014年のクリミア併合でも避難し、美容サロンを経営して生計を立て始めた首都キーウで、サロンが入るビルにミサイル攻撃を受けてしまいます。命の危険を感じ、国外への避難を考え、避難先に選んだのが、自身が留学経験のある日本。そこで、佐賀の受け入れのプロジェクトを見つけて避難してくれました。さらに、娘2人の教育環境などを求めて、東京都で生活をしています。
日本人に感謝を伝えるために
そして、地球市民の会時代に一緒に活動した私と、2023年10月に「一般社団法人多文化人材活躍支援センター」を立ち上げ、アンナさんにも理事に就任してもらいました。
アンナさんとは、ウクライナ避難民のために、どんなことができるかをいろいろと話しています。その最初に出てきたアイデアが、「全国を回って、戦争の経験やウクライナという国について紹介したい」ということでした。
アンナさんは、留学経験から日本語も堪能で、さらには料理の腕もプロ並み。本当においしいです。「私たち家族を受け入れてくれた日本へ感謝したい。私ができることは何だろうか」と話してくれ、日本語と料理を活かしたキャラバンを思いつきました。今回は、その開催費用を募るためのクラウドファンディングを実施しています。
佐賀時代から追いかけてもらう
2024年1月13日に、今回のクラウドファンディングを紹介する記事が掲載されました。
記事を書いてくれたU記者は、佐賀時代からアンナさん家族をずっと取材してくれた記者さんでした。アンナさんが久留米で豪雨被害を受けた子どもたちへの炊き出しをした時も、取材に来てくれました(読売新聞さんの当時の記事がネットになく、別のメディアの動画をシェアします)。
読売新聞の記者さんには、佐賀時代の仕事の様子や、クリスマスパーティなど、ずっとアンナさんの生活を密着いただいておりました。今回も取材いただき、本当にありがとうございます。
来月で侵攻2年 さらなる発信を
2023年にはガザ侵攻も起きて、2024年が始まってからは能登半島地震や日航機事故など、悲しい出来事が次々と起きています。ウクライナを題材としたクラウドファンディングとしては、なかなか支援を集めきれていない状況です。
ただ、2024年が始まってからも、ウクライナ国内への攻撃が続ています。決して、ウクライナで戦争が終わったわけではありません。
読売新聞さんの取材でもアンナさんが答えている通り、忘れてほしくない。それが一番伝えたいメッセージです。
2024年2月には、ウクライナ侵攻から2年となります。なかなか見えない、戦況の未来。振り回されるウクライナ避難民。どんどん、日本での永住を考える避難民が増えています。
今回のクラウドファンディングでは、定住を希望する避難民の生活を考える、という目標もあります。多くの方からのご支援をお待ちしております。
改めてご支援はこちら。
この記事が参加している募集
サポートをお願いします! ウクライナ避難民の定住化や、終戦後に向けた復興、外国人材受け入れの生活環境整備など、基金として活用させていただきます。