数学の世界に学ぶこと
私は、数学者ではないけど、数学の感覚て好きです。
そのきっかけになったのは、数学者の森田真生さんの本「計算する生命」を読んだ時のことです。
今日はその本で学んだことをもとに、数学と思想についてお話しします。
ヒトと数学
「そもそもヒトが、数を正確に扱う能力を生得的に持ち合わせていない」
森田真生さんは、本で述べています。
ヒトは、指で数えるなど、触って、数字という概念を身につけていきます。
古代の西アジアでは、粘土や小石を使って、足す、引くということを理解していったと言われています。
足し算、引き算て、私たちにとって、当たり前の思想のように思えるけど、人類の発明によるものとは案外気づいていないと思います。
数学の世界観の魅力
数学に限らず、人間社会にいると、何が人として備わっていて、教養として養ってきたものか区別がつきにくいものが多いです。
数学が元々備わっていない概念なら、数学に優劣があるのも、当然です。
実際、社会で生きていくためには、足し算、引き算ぐらいできれば、いいですが、私個人としては、数学の世界観を知っておくと、様々な場面で利用できると思っています。
例えば、
順列
無限の世界
ゼロとマイナスの考え
これらは、戦略を立てたり、状況を客観的に分析することに使われています。
ゼロという思想は、ないものをあるように考えさせてくれます。
因数分解は、物事を分解して、要因を探す因数分解の考えさせてくれます。
数字そのものは、直接、日常生活に結びつかないことでも、発想の原点は数学にあったりもして、
物事を数学的に捉えると、知らない間に数学の概念が生きていることを知ると、数学の価値を感じます。
世界は複雑な要素で包まれているので、統計では証明できないことてたくさんありますが、ヒトの発想を鍛えていく上で、数学は面白いです。
これからの時代は、コンピュータが全て難しい計算はやってくれますが、創造を高める教養としての数学を学んでいくと、いろんな発見があると思います。