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風味をもたらす塩 & 酸っぱさの魅力


塩は塩化ナトリウムという「ミネラル」

人間が生きていく為に
必要不可欠な必須栄養素です

身体にためておけないので、水分量を保ったり、細胞に栄養素を送ったり、
筋肉の働きを維持するためには
定期的摂取しなければなりません。

アルコール好きな方は特に、
ビタミンと塩分をいれたお水を
アルコールと共に摂取すると
いいと言われていますね
身体の外に排出しやすいからです

私たちの体は、
塩分が足りなくなると自然と塩分を欲します
故に塩味のあるものは「美味しく」感じられます

それだけでなく、
そう感じるのは塩には
「風味」をよくする効果があるからです


風味をもたらす塩


風味とは、香り以外に、食感や見た目、
温度といったすべての間隔が交わった
総合的なものです

香りと似ていますが、
全く異なり、香りが強いものほど、
いつもの食事は
満足感の高まるものになるでしょう


塩は甘みを引き立て、
苦味をマスキングする


今はあまりやりませんが、
私が幼い時にはまだスイカに
塩をかけていたものです。

苦いとそこに「甘さ」を足したくなりませんか?

でも実は塩味を加えたほうが、
効果的に苦味を抑える効果があります。


実験

①グレープフルーツジュースに甘さを加える 
exガムシロップなど

②グレープフルーツジュースに塩を加える

①と②でどちら美味しく感じるか?一目瞭然です



酸っぱさの魅力


パイにほろ苦いキャラメルソースをかける
これだけで美味しく味わえますが
ここに酸味のあるホイップクリームを足すと
驚くほど風味が上がります

酸味はその酸っぱさに
フォーカスされがちですが、
その魅力は「バランスを整える力」です

味わいにコントラストをもたらし、
料理の味わいを引き出す
実は塩と酸は切り離せないのです

塩が風味を高めるのに対し、
酸は味わいのバランスを調整する

酸は塩味、甘味、そして油も、
その引き立て役に徹します


そもそも酸とはなんなのか?


レモン果汁、酢(ヴィネガー)、ワイン
チーズ、コーヒー、チョコレート等
発酵食品は全て酸をもたらします。

よだれが出そう・・昔からよく言いますが、
実は一番そのよだれをそそるのが「酸味」です
※酸っぱいものを口に入れると
身体がそれを薄めようと
口の中に水分を出します。
酸味が強いほど、唾液を出します


酸味で料理のバランスをとるときに使えるのが、発酵した乳製品
チーズ、サワークリーム、ヨーグルトetc


甘さを酸でバランスをとる


完熟した桃を味わう
甘くてジューシー硬くも柔らかくもある
でもお忘れなく、酸味もある
その酸味がなければ、甘いだけです


ローストした野菜はローストすることで
甘味が増します
それに、レモン果汁やヴィネガーをかけることで味わいは際立ちます


風味をもたらす塩 & 酸っぱさの魅力

先日、あんぽ柿とモッツァレラチーズを
生ハムで巻いたものをお酒のあてとして
作りました。甘味/酸味/塩味の例です
いちごを味わっているような
ファンシーなおつまみになりますので、
興味ある方は是非♬


以前、ペアリングの投稿をしていますが、
次回は塩味、酸味に紐づいたペアリングを含めてまた記事を綴ってみたいと思います

それではまた・・・



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