映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019)』を観ました!
気になっていた映画をやっと見れました。
映画『君の名前で僕を呼んで』のティモシー・シャラメが主演の映画『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』です。
爆発やカーチェイスなど派手なシーンで描くタイプではなく、
脚本や音楽、演技で紡ぐタイプの映画です。
この手のタイプは全体的に知名度があまり高くないように思えます。
でも、はまると、その居心地のよさから抜け出せなくなります。僕もその一人です。感想を綴ります。
サムネイル画像は↓の引用です。
https://longride.jp/rdiny/
感情がてんこ盛り
ストーリーのベースは青春系です。
主人公のギャツビーはガールフレンドのアシュレーと地元ニューヨークで週末を過ごそうとします。でも、アシュレーは予定があり、別行動をします。
そのために、ギャツビーはやきもちを焼いたり、不安になったりします。
そのほかにも、
旧友との再会、親との確執、元カノの妹との出会いなどなど、
90分の中に、小さなトピックが詰まっています。
淡々とした会話の中には、洋画独特な皮肉があり、
つかの間の、友情もあります。
葛藤、焦燥など負の感情も、決心、安堵などのプラスの感情もあり、
全部詰まっているなと感じました。
ティモシー・シャラメの弾き語りの威力
本作の魅力の1つに、ティモシー・シャラメの飄々とした演技があります。
誰かと群れることなく、一匹狼のような振る舞いを見せ、
ギャンブルにはめっぽう強い。
親からエリートを嘱望されながらも反発し、
わだかまりを常に持ち続けている。
親とは反発していますが、エリート教育のおかげで芸達者です。
その1つがピアノの演奏です。
幼少の頃は、親からの言いつけを守り、
いい子でいようとした鱗片がピアノの演奏で表現されています。
ティモシー・シャラメのピアノシーンは画が華やかです。
ニューヨークの雰囲気と、主人公の不器用な生き方がマッチされていて、その威力が凄まじいです。
*
本作のような脚本で魅せるタイプの映画は、人間模様が鮮やかです。
ガールフレンドのアシュレーのシーンでは、映画会の大物に振り回されるドタバタしたシーンが多く、
主人公のギャツビーのシーンでは、会話劇が淡々と進む穏やかなシーンが多いです。この対比が飽きさせないですね。
90分の時間があっという間で、
1ヶ月分くらいの感情がつまった作品だっと思います。いい作品でした。
またこのような作品に出合いたいですね。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。
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