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こんなタイムループがあったのか。映画『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』
タイムループを題材にした映画はたくさんあります。
バックトゥザフューチャー、恋はデジャヴ、オール・ユー・ニード・イズ・キルなどなど。
失敗を繰り返しながら、少しずつ成功してくところが魅力で、
古くからの名作も多い題材です。
本作は、タイムループの設定を使いながらも、歴代作品とは別の工夫があって、それでいて、キャラクターの成長も垣間見れる作品でした。
とても、とても楽しめた作品でしたので、感想を綴ります。
サムネイル画像の出典
https://mondays-cinema.com/
あらすじ
とある小さな広告代理店で働く主人公・吉川朱海(円井わん)は、「この仕事が終わったら、憧れの人がいる大手広告代理店へ転職する」と燃え上がる野心を持って仕事に取り組んでいた。しかし、次から次に降ってくる仕事で、余裕はゼロ。プライベートも後回し。月火水木金土日、休みなく働き続けていた、ある月曜日の朝。後輩 2 人組から、こう告げられる。「僕たち、同じ一週間を繰り返しています!このタイムループを、夢の出来事だと思って忘れないために、合図を覚えてください。鳩です…」。ひとり、またひとりと、「白い鳩」の合図に導かれ、タイムループの中に閉じ込められているのを確信する社員たち。だが、その脱出の鍵を握る永久部長(マキタスポーツ)は、いつまで経ってもタイムループに気づいてくれないのだった。
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今までのタイムループとは違う設定が面白い
タイムループ作品の中で、実際にタイムループするのは主人公だけのパターンが多いです。主人公以外の人は基本的にループしないです。
ただ、「MONDAYS」は違いました。
会社のメンバー数名が一緒にタイムループしていました。
このタイムループする人が複数いるという設定が面白いです。
タイムループの面白さは、やはり「失敗を繰り返して、少しずつ成功していくこと」「タイムループの中で、主人公の気持ちにも変化が現れること」です。複数がタイムループすることで、チームとして失敗を繰り返して、成功するというストーリーが新鮮に感じました。
タイムループに気づかせて、仲間を増やす序盤はスポコンもののようなチームビルディングがありました。バラバラだったメンバーが一つになる王道展開は熱かったですね。
主人公の仕事観が変わっていくのが面白い
主人公は、憧れの転職をしようとしていました。
考え方は「意識高い系」に近いものがあり、上昇志向が強いタイプでした。そのせいで、部長にタイムループを気づかせるミッションの中でも、自分勝手な行動もありました。
目の前のミッションに一生懸命になって、少しずつ気持ちが変わっていくところが面白かったです。最後、どの変わったのかは、見てからのお楽しみです。
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タイムループは変化を楽しめるジャンルのようです。
ループしているのに、変化を楽しめるのは逆説的ですね。
すごく有名なキャストが出ているわけではないですが、面白い!といえる映画に出会いました。アイデア力で勝負する映画も悪くないですね。
最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました。