道尾秀介『満月の泥枕』を読みました。
「好きな作家は、伊坂幸太郎さんと道尾秀介さんです。」
本の話をするときは、いつも、そう、言っています。
このお二方の文庫がでると、「買い」です。いわゆる、作家買いをしてます。それくらい好きです。
今回は、20年8月20日に文庫化された『満月の泥枕』の感想と、
道尾秀介作品の好きなところを綴ります。
あらすじ
姪の汐子と下町で暮らす凸貝二美男は、泥酔した公園で奇妙な光景を目撃する。白髪の老人、叫び声、水音、歩き去る男。後日訪ねてきた謎の少年は、二美男が見たのは「自分の伯父が