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【パパの育休】期間とタイミング考察〜瀧本家の場合

瀧本家の夫、タケシです!僕は10月から職場復帰し、現在は復帰2週目を必死のパッチで元気に過ごしています。朝から晩まで子育て一色だった時間が当たり前になっていたため、仕事脳への切り替えがなかなか大変です。育児ほど体を使っていないはずなのにどっと疲れます。もう少しリハビリが必要そうです。

それはさておき、生後3ヶ月を迎えた息子はたくましく育っています。言葉も表情もバリエーションが増えてきました。嬉しいです。そして先日はお宮参りとお食い初めを行いました。

さて、本題へ。記憶が鮮明なうちに、僕の育休の取得日数とタイミングについて回顧します。子育ては家族の状況や仕事、経済状況などによってさまざまですので、あくまでもわが家の最適解がどうだったかの話ですが、夫婦が共働きで、妻が里帰り出産したという方には共感いただける内容かもしれません。


前段:育休を取った理由

第一子でもありましたし、妻サキと力を合わせつつ、子どもの成長にとことん向き合う時間が欲しかったからです。人生は一度きり。仕事から離れ、ただのヒト科の親として過ごす時間って本当にかけがえのないものです。事実、この期間の思い出は本当に濃密でした。

また、出産による母体へのダメージは私たち男性の想像をはるかに越えるもの。ゆえに、産後すぐに家事育児しましょうなんてのは到底無理なので、パートナーの責務として少しでもまとまった育児・家事時間を確保して妻のケアに回りたいというのもありました。同時に技術としての育児レベルも高めていきたいとも思いました。

事前情報として「出産によるダメージは交通事故と同じ」といった喩えはよく聞いてはいたものの、実際に産後のサキのむくみまくった脚に触れたり、会陰切開の痛みを和らげる円座クッションに座ってても痛がる様子を見たりするとお産がどれほど過酷なものだったかと実感しました。本当に感謝です。

それから育児には、目の前のふにゃふにゃの子の生命体をつなぐという重大な責務があります。おそらくこれが本分でしょう。この一大ミッションを自分が育休なしで遂行できるのか?という純粋な問いもありました。

幸いなことに、勤め先の環境には恵まれていました。社内の男性育休取得者は6割超で、取得期間は平均3ヶ月以上。中には1年連続で取る方もいます。そんな追い風もあって、妻の妊娠判明後「まず取る!」と決心できたことは心の準備の面で良かったです。

どなた様も、育休を取れるのならぜひ取ることをお勧めします!

【期間】理想3ヶ月、現実2ヶ月

育休の期間ですが、サキとも十分相談したうえで2ヶ月としました。僕の目標は「授乳以外のすべてを、下手なりにもできるようになる」。すなわち「妻が安心して外出できる(=ワンオペ可能な状態)」でした。これをゴールとすると、どうみても1ヶ月では足りないと思ったんですよね。

一応、1ヶ月未満の育休経験がある先輩パパにも聞いてみたのですが、「妻の日頃の大変さがわかった」とか「子どもの変化を間近にみられて幸せだった」と聞いても、どこかその言葉がお客さん気分というか(本人にはそんなつもりないとは思いますが!)、「育児体験プログラム、無事完了」みたいなニュアンスが拭いきれず、僕が求めるゴールにはたどり着けないような気がしました。それゆえの2ヶ月ということです。

「じゃ、3ヶ月以上取ればええやん?」ということになるのですが、僕はそうはしませんでした。できなかったという方が正確かもしれませんが。子育てのことだけ考えると育休は長いに越したことないのですが、業務のもろもろや中長期的なキャリア形成、給与といった仕事ファクターがブレーキをかけてしまいました

今の会社に入って4ヶ月目での育休だったんですよね。給与が変動制というのもあり、業務も自走していない、実績もない中での離脱に不安があったのは否めません。いくら仲間が(良かれと思って)長期の育休を推奨してくれても、僕自身は復帰後のキャリアに焦りがありました。

…と、後悔しているような書きっぷりになりましたが、悔いはありません。1ヶ月にしていたら後悔していたかもしれませんが。2ヶ月というのは僕個人として、家庭の一員としてできる精いっぱいだったと思いますし、この決断に妻が納得してくれたのも救いでした。

【タイミング】妻の「里帰り」帰り

では育休開始をいつにするか?僕はサキと相談の結果、子どもが生後1ヶ月を経過したタイミング、すなわち里帰り期間終了のタイミングに合わせました。結果的にこれで良かったと思います。

最初の1週間は妻と赤ちゃんは病院ですし、退院後の3週間余りは義実家で義父母がそばについてくれます。それぞれの場面で僕が加わるのも人員的には助かるのでしょうが、いささかtoo muchなこともあるかなと。

あと、義父母にとっても変化はストレスのはずなんです。赤ちゃんがやってくるだけでも大変なのに、いい歳こいた義理の息子が1人加わって何週間も育児のための共同生活を始めるとなると、彼らの日常やルーティンはたちまち崩れることでしょう。以上から、サキが自宅に戻ってきてから育休を始めるのが得策という判断に至りました。

ちなみに産後1ヶ月まで僕がどうしていたかということですが、通常勤務を続けたうえで、週末に義実家へ通って息子の世話に加わりました。産後直後の病院への訪問を含めてもトータル10日未満でしたが、深夜のオムツ替えや抱っこの練習、妻との会話などができ、行っておいて良かったです。これがなければ育休の序盤は戦力になれずもっと大変な日々になっていたと想像します。

【振り返り】働き過ぎ注意

以上、僕の育休期間とタイミングについての考察をしてみました。特にこれといったアドバイスはないですが、自戒を込めて一つだけ。

育休入る前のオーバーワークは禁物です。僕は育休前の2週間で2回ほど高熱にうなされダウンしてしまいました。かえって仕事仲間や家族に迷惑をかけることになってしまいました。

週末義実家で赤ちゃんに会うために平日の仕事を残したくない。そして育休中には絶対仕事を持ち込まない、との一心から通常の1.5-2.0倍働くのですが、体は正直です。穴を開けることへのプレッシャーもあったのか頑張りすぎてしまいました。

あと書ききれませんが、保活も一つのキーになると思います。夫婦一緒にまとめて保育園見学したいのなら、パパの育休時期は自ずと決まってくると思います。

育休の分割取得という選択肢もありますね。私も今後の可能性として検討していますが、周りでもちょこちょこ聞きます。あと最近は「産後パパ育休」もあるので、これらをうまく組み合わせているのも賢明かと。

いずれにせよ、育休取得にあたっては、自分や家族の状況に応じたカスタマイズが重要です。職場への相談は大前提ですが、1人で決めずパートナーと妊娠中からじっくり話し合うのが良いと思います。

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